英会話、料理、フラワーアレンジメント、ポーセラーツなど、趣味を極めて身に付けたスキルを、「教室」という形で活かしたいと考えている方は多いと思います。とはいえ、いきなりたくさんの生徒を相手に教えるというのは難しいもの。まずはマンツーマンのレッスンからスタートするというのも方法のひとつでしょう。そこで今回は、マンツーマンレッスンのメリットとデメリットについて、詳しく解説します。
マンツーマンレッスンとは
「マンツーマンレッスン」とはその名の通り、講師と生徒が一対一で行うレッスンのことで、プライベートレッスンとも呼ばれています。英会話やピアノなどでは多く見られるレッスン方式で、1人の先生からじっくりと学ぶことができるのが生徒にとって大きな魅力です。しかし、複数人で一緒に受ける「グループレッスン」よりも、授業料が割高になるのが一般的です。
とはいえ、授業料が高いからマンツーマンレッスンの方が無条件で良いのかというと、そうとも限りません。生徒の性格によっては、グループレッスンの方が集中して学ぶことができる人もいるでしょうし、習いごとによってはマンツーマンでじっくりと学ぶのが良い場合もあるからです。
マンツーマンレッスンのメリット
教室を運営する立場で考えたとき、マンツーマンレッスンにはどのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
省スペースで教室運営ができる
教室を開くとなると、会場の問題をクリアする必要が出てきます。一度に複数の生徒に教える場合にはある程度の広さが必要になりますが、マンツーマンレッスンであればコンパクトサイズの教室でも問題ありません。自宅の一部を教室として使うことも可能です。
大人数よりも教えやすい
生徒の数が多くなればなるほど、「多人数を教える技術」が必要になります。生徒によって理解度やレベルが異なるため、全員をしっかりと見ながらフォローする必要が出てきます。
マンツーマンレッスンなら、目の前にいる生徒だけに集中することができるため、教える側の負担も少なくて済むのです。
マンツーマンレッスンのデメリット
一方、マンツーマンレッスンのデメリットにはどのようなことが考えられるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
収入が減ってしまう
グループレッスンと比べてマンツーマンレッスンの方が授業料は割高とはいえ、一度に1人しか教えられないとなると、トータルの収入はグループレッスンと比べて少なくなってしまいます。
スケジュール管理が難しい
マンツーマンレッスンの生徒が増えていくと、生徒の予定と自分の予定を合わせながらスケジュールを組んでいくのが難しくなっていきます。時間の融通が利くということが自宅レッスンのメリットでもあるのに、生徒全員のレッスンを組んでいくと自分の時間がほとんどなくなってしまうというケースも生じます。
マンツーマンレッスンを行う際の注意点
マンツーマンレッスンを行う場合には、どこで教室を運営するのかが大切なポイントです。自宅の一部を教室として使うと、コスト面でのメリットはありますが、見ず知らずの他人が自宅の場所を知ることになるというリスクも出てきます。女性が教室を開く場合には、男性の生徒が自宅へ来ることに抵抗がある方も多いはずです。不特定多数へ生徒募集をかける場合には、さまざまなリスクを理解しておく必要もあるでしょう。
マンツーマンレッスンを行う場合には、上記の内容を参考にして、メリットとデメリットをしっかりと理解しておくようにしましょう。
マンツーマンレッスンの教室に、貸し会議室やレンタルスペースを利用してみてはいかがでしょう。自宅で開く場合のリスクを避けられる上、時間単位での利用が可能なため、メリハリのついた教室運営も可能になるでしょう。
スペイシーではジャンル問わずさまざまなレッスンに対応した会議室・レンタルスペースをご用意しています。