社内勉強会のテーマに困った際に行うべきこと

社内勉強会のテーマに困った際に行うべきこと

近年、社員同士の円滑なコミュニケーションや個々のスキルアップなどを目的に、社内勉強会を積極的に取り入れている企業が増えています。とはいえ、回を重ねるうちに学ぶべきテーマが見つからなくなってしまうケースも少なくありません。勉強会の多くは社員たちの大切な時間を削って行われていますから、参加者たちには「ためになった」という満足感を得て終わってもらいたいものです。そこで今回は、社内勉強会のテーマに困ったときの対処法について、具体的に解説します。

勉強会を行うメリット

社内勉強会を行うことの最大のメリットは、異なる部署とのコミュニケーションを深め、知識の交換ができるという点です。同じ会社で働いていても、部署が違えば担当する業務内容も大きく違ってきます。当然、仕事を通して身に付くスキルも異なるわけですが、勉強会を上手く活用することで、異なる部署の仕事内容を理解することができるだけでなく、お互いに身に付けたスキルを学び合うこともできるのです。それぞれの社員が広い視野を持って仕事をすることによって思わぬアイディアが生まれたり、業務上の問題点に早く気付くことができたりするため、結果的には企業にとって大きな利益をもたらすことが期待されています。

勉強会のテーマに困ったら

対象となる社員が半ば強制的に参加しなくてはいけない社内研修会とは違い、社内勉強会というのは任意性が高く、「学びたい」という気持ちのある人たちが自主的に参加するのが基本です。参加者のほとんどは意欲を持ってその会に出席しているわけですから、会を主導する立場の人は勉強会をできるだけ有意義な時間にする責任があります。そこで不可欠なのが、勉強会のテーマをどうするかということです。「勉強会のテーマ=目的」ですから、テーマの選定次第で勉強会が成功するかどうかが左右されると言っても過言ではありません。では、実際にどのようにしてテーマを決めていけば良いのでしょうか。最も簡単な方法は、「今仕事で最も必要なことや困っていること、問題点はなにか?」を明確にすること。働いている社員が実際に抱えている問題や不安に対する解決策を学ぶための勉強会であれば、参加者たちはより意欲を持って出席することができるはずです。勉強会の最後に今後どのようなことを学んでみたいのか、参加者たちに直接聞いてみるというのもテーマを決めるためには効果的な方法でしょう。

勉強会のテーマを決める際の注意点

実際に勉強会のテーマを考える際には、以下の点に注意して決めて行きましょう。

テーマを広げすぎない

一度の勉強会で複数のテーマについて話し合ったり、テーマを広げ過ぎてしまったりすると、「誰に向けての勉強会なのか」が曖昧になってしまうため注意が必要です。

誰でも分かる内容にしない

勉強会は任意性が高く、意欲のある人たちが集まる場所です。参加者たちは自分たちの知らない知識を身に付けたい!という思いが強いわけですから、勉強会のテーマがインターネットなどで調べたら簡単に分かるような内容では満足しないでしょう。専門性が高いものや、多部署の業務に関する知識など、「学んで良かった」と思える内容を選ぶことが大切です。

せっかく勉強会を実施するのなら、社員が継続して参加したいと思える内容にしたいものです。勉強会のテーマ選びに困ったときは、ぜひ上記の内容を参考にしてみてください。

スペイシー

イベントカテゴリの最新記事