慰労会の開催で知っておきたい知識!意味や進め方はこれでOK!

慰労会の開催で知っておきたい知識!意味や進め方はこれでOK!

慰労会の開催で知っておきたい知識を紹介!

社会人なら一度は耳にしたことがある「慰労会」という言葉。仕事で1つのプロジェクトを終えた時や、仕事で成果をあげたときなどに、よく開催される集まりです。

「お疲れさま会」と言われることもあり、長期にわたる仕事を終えたスタッフをねぎらう時や長期の海外出張から帰ってきた時などに開かれます。慰労会と打ち上げの違いや、知っておくとスムーズに進められる情報を紹介します。

慰労会の意味とは?

苦労をねぎらうための会合

「慰労」という言葉は、「苦労をねぎらう」という意味を持ちます。上司から部下や、社長から社員、一緒に仕事をしたスタッフ同士で使われることが多い言葉ですが、お疲れ様の意味を込めて長年会社のために尽くしてきた退職者に使う場合もあります。

慰労会は、1つの仕事をやり遂げた時に苦労をねぎらうために開かれる会合になります。一般的には食事やお酒を伴う飲み会的な集まりになります。大きな慰労会の場合は司会者が進行し、ねぎらいの挨拶やお礼の挨拶、乾杯、歓談などを行います。

場合によっては、余興などがある場合もあります。堅苦しい会ではなく、楽しい雰囲気の飲み会がほとんどです。ただし慰労会は、会社や仕事の場で行うことが多いため、言葉遣いに気を付けます。社会人としての資質を問われますので、ビジネスマナーをしっかり調べておきましょう。

慰労会の主な趣旨

慰労会の主な趣旨は苦労や成果に対して、それをねぎらうことです。1つの仕事をやり遂げた節目として、疲れをいやし、次の仕事へのモチベーションをあげる目的も持ちます。同じプロジェクトに関わった仲間同士の絆を深めることもできるでしょう。

打ち上げとの違い

慰労会と打ち上げの大きな違いは慰労会には慰労される存在がいることです。慰労会は苦労した人をねぎらう意味があるので、慰労される人と慰労する人がいます。しかし、打ち上げの場合は、1つのプロジェクトの終わりを仲間同士で祝うので対等な立場での会合になります。

送別会との違い

一般的に慰労会は1つの仕事を終えた後に苦労をねぎらう会としての意味合いが強い言葉ですが、まれに退職する人に慰労の気持ちをこめて慰労会を開く場合があります。送別会は「別れを惜しむ」ことが主な目的なので、退職する人に対してどちらの気持ちが強いかで使い分けるとよいでしょう。

慰安会との違い

「慰安」という言葉は「心をなぐさめ安らかにねぎらう」という意味なので、苦労をねぎらう「慰労」とは少し違った意味合いを持ちます。慰安会は日頃の労をねぎらって開かれる会合になるので、1つの仕事をやり遂げて開催する慰労会と少し意味が違います。目的によって使い分けるようにしましょう。

慰労会での正しい挨拶の仕方

挨拶を依頼する相手は場面ごとに異なる

慰労会では、打ち上げとは違い、様々な人が挨拶を行います。一般的には開会の時、乾杯の時、慰労する側から慰労される側に対してねぎらう時、慰労された側からのお礼、閉会の時に挨拶があります

多くの場合、それぞれに依頼する相手が決まっており、始まりの挨拶は役職が1番上の人、乾杯の音頭はそのまま開会の挨拶をした上司か、役職が上から3番目の人に依頼します。ねぎらいの言葉は、慰労される人に関わりの深い上司、締めの挨拶は役職が上から2番目の人に頼みます。

挨拶は「始めと締め」の2回

慰労会では、幹事や上司から任命された人が司会を行います。司会者は始めに挨拶をし、司会進行担当であることを参加者に伝えます。そして、締めにもお礼の挨拶をして、お開きとなります。挨拶は明るい声で手短におこなうと場の雰囲気も良くなるでしょう。

開会の挨拶は乾杯まで済ませてもOK

慰労会開会の挨拶をしてもらった後、そのまま乾杯の音頭も頼むことがあります。ただ、その際は乾杯のタイミングが分かりやすくなるように、少し間を空けてもらうか、口調を少し変えてもらうとよいでしょう。挨拶の終わりに司会が一言、乾杯の開始を案内するのもお勧めです。

締めの挨拶は感謝の意を込める

慰労会の締めの挨拶は、その会の印象を決める重要な意味を持ちます。慰労会に参加した人達への感謝の気持ち、慰労する相手へのねぎらいの言葉を添え、参加者全員が気持ちよく会を終えられるように心がけましょう。

この時、三本締めや一本締めで締めるときもあります。全員が一体となることができるので、慰労会の雰囲気によって活用しましょう。

慰労される側が挨拶する時のポイント

慰労される人はこの会の主役です。慰労会を開いてくれたことへの感謝の気持ちを伝えるとともに、この会が開催されることに至った仕事でのエピソードや出来事、一緒に働いてくれた人へのお礼を述べます。最後に、次の仕事への意気込みで締めるのも良いでしょう。

挨拶はできるだけ覚えてくるようにし、慰労してくれる人の目を見て話すほうが良いです。せっかく自分のために開いてもらった会なので、笑顔で、はきはきと話すようにすると、みんなが気持ちよく過ごすことができます。

慰労会での案内状の書き方

書き方①案内状に必ず書くべき項目

慰労会の規模や趣旨によって案内状に記載する項目は違いますが、どのような慰労会でも必ず必要な内容は以下の項目です。

開催日時 、会場の場所 、慰労会の会費 、慰労する人の名前 、出欠 の確認と返答の締切日、参加者の名前の6つは必須の項目になります。相手が参加したくなるような案内文を志しましょう。

書き方②主役用と参加者用の2パターンを用意する

慰労する人に贈る案内状と慰労会への参加を誘う案内状は内容が少し違ってくるので2パターン用意します。慰労する人には、労をねぎらう文から始め、文末にはこれからの期待を込めた文にするとよいでしょう。また、日程は主役中心に決める必要があるので、慰労する人には先に案内状を出し、可能な日程を確認しておきます。

慰労会の案内状は、上司に出す場合もあるので、敬語の使い方、誤字脱字のチェックなど、ビジネスでの手紙の書き方をしっかり調べることをお勧めします。特に取引先など外部の人を招待する場合は、前もって上司に確認するなど、細心の注意が必要です。

書き方③メールで案内状を送ってもOK

規模が小さめの慰労会の場合は、メールで案内状を送っても大丈夫です。特に早く回答が欲しい時には、メールのほうが比較的早く返事が返ってきますので便利です。メールの件名は「慰労会のご案内」としておくと、わかりやすいでしょう。案内状をPDFに変換して添付ファイルにして送ると、より見やすくなります。

ただ、大きな慰労会で社長や、取引先の人に案内状を出す場合は、メールでは失礼になることもあるので、書面のほうが良いでしょう。

慰労会におすすめのプレゼントと服装

男女問わず喜ばれるプレゼント

慰労会で贈るプレゼントは、相手のことを考えて、喜んでもらえるものを選ぶことが大切です。男女問わず喜ばれるプレゼントとして最近人気なのは、商品券やカタログギフトです。自分の欲しいものを選ぶことができ、予算通りのものを用意しやすい、便利さがあります。

男性におすすめのプレゼント

男性へのプレゼントで人気なのは男性ならではのアイテムです。慰労会はビジネスシーンでの会合が多いので仕事で活用できるボールペンなどの文房具やゴルフグッズなどが重宝されます。

また、おしゃれな相手にはブランドのネクタイやハンカチ、お酒好きな人には日本酒やワインも喜ばれます。主役の好みにあわせてプレゼントを選ぶと間違いないでしょう。

女性におすすめのプレゼント

女性に喜ばれるプレゼントで最近注目なのは、アロマグッズやバスグッズなどの癒し効果のあるアイテムです。女性にとって癒しの時間は、頑張った自分へのご褒美の役割があるので、それを手助けするグッズは喜ばれます。

女性へのプレゼントの場合は、パッケージへのこだわりも忘れてはいけません。細かいところにも気を配り、慰労の気持ちをこめた素敵なプレゼントを贈りましょう。

慰労会に適した服装は?

慰労会はビジネスでの会合であることが多く、あくまで主役は慰労される人なので、目立ちすぎない服装にするよう注意が必要です。

服装選びで重要になるのが、案内状に記載されている慰労会の会場の雰囲気に合わせることです。ホテルや高級レストランの場合は、フォーマルな服装やドレスがよいでしょう。

居酒屋での慰労会の場合も、打ち上げとは違うので、セミフォーマルな服装のほうが無難。社会人としてのマナーを念頭に、TPOに合わせた服装を心がけましょう。心配な場合は、先輩社員や慰労会の幹事に確認すると安心です。

慰労会を開催して主役をねぎらおう

仕事の効率を上げるためには、慰労が必要です。部下のモチベーションアップのためには、1つのプロジェクトをやり遂げた後に慰労会を開催し、しっかりねぎらいやお疲れ様の気持ちを伝えるのが大切。仲間同士の打ち上げも大事ですが、ビジネスでの慰労会で1つの仕事の区切りをつけ、次の仕事へのステップアップに繋げましょう。

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