ワークショップは進め方次第で有意義になる!上手く進めるコツは?

ワークショップは進め方次第で有意義になる!上手く進めるコツは?

ワークショップの効率的な進め方を解説!

ワークショップの効率的な進め方や意味について解説していきます。より良いワークショップの場にするためには、セミナーとの意味の違いや、スケジュール管理の重要さを知ることが大切です。有意義なワークショップを開催するために、デザイン思考というものを楽しみましょう。

ワークショップの意味

意味①体験学習型講座を指す言葉

まずはワークショップの意味から確認していきましょう。セミナーが講師の知識やノウハウを伝えるのがメインなのに対して、ワークショップは参加者が主体となる体験型講座になります

セミナーのように一方的に話を聞かされるのではなく、実際に身体を動かしたり、何かを作ったりする場合もあるのです。そのため、ハンドメイドアクセサリーの作り方を学ぶような講座もワークショップと呼ばれています。

意味②参加者が能動的に動くメリットがある

ワークショップの大きなメリットとして、参加者が能動的に動くことで当事者意識を持てます。参加者と一緒に目標に向かって行動したり、意見を交わしたりすることで、より物事を取り込みやすくなるのです。実際に商品の販売の仕方を学ぶこともできます。

どうしても講師の話を聞くだけになると、分かったつもりになって身につかないことがあるのです。ワークショップでは実際に話を聞いて進め方を考えることで、聞くだけよりも深く理解することができるのが重要なポイントといえるでしょう。

ホワイトボードや付箋などを用意して、話すのが苦手な人でも、書くことで意思表示させられる環境も重要です。能動的に参加しやすいための、ツールを用意してあげてください。

意味③グループワークとの違い

グループワークとの違いも確認してください。グループワークは参加者とディスカッションをして、その内容を主催者が評価する意味合いが強いです。話し合いの内容を発表したり、成果物を提出したりするのがメインです。

ワークショップも進め方は似ていますが、実践を通して疑問点を解消していく「学習の場」という要素が強くなります。グループワークが就活の場で多く使われるのに対し、グループワークは研修の場で行われることが多いです。

意味④セミナーとの違い

冒頭で少し紹介しましたが、ワークショップとセミナーでは主体性が異なります。セミナーは講師の話を聞くのがメインですが、ワークショップは実際に参加者が体験する要素が多くなります。また、セミナーは少しお硬い雰囲気が強いですが、ワークショップはにぎやかで新人研修の交流にも活かされます。

ワークショップの基本的な進め方

進め方①大まかなスケジュールを作る

では、実際にワークショップを行う際の基本的な進め方を学びましょう。大事なことは社内研修などでワークショップを行う際に、進め方のスケジュールを作ることです。進め方のスケジュールを考える際に重要なのは、参加者が「何を学んだか」を感じやすくさせることです。

ワークショップのどこがメインなのか分からないような進め方だと、参加した人も力の入れどころが分からなくなってしまうでしょう。講師の講義部分と参加者のワーク部分の配分をしっかりと考えてあげてください。ある程度ゆとりを持ったスケジュールにし、当日の進行具合で調整することをおすすめします。

進め方②スマートに趣旨説明する

始めて参加する人のことも考えて、ワークショップの趣旨をスマートに説明してあげましょう。ワークショップではデザイン思考といわれる、5つのプロセスが重要です。デザイン思考は「共感」、「定義」、「アイデア」、「プロトタイプ」、「テスト」の5つのプロセスのことです。

このデザイン思考を軸に進めていくことで、ワークショップが円滑に行えることを最初に紹介しましょう。その上で目的とゴールをしっかりと共有させて、ワークショップをスタートすることが進め方の基本になります

進め方③終了後にブラッシュアップする

1度のワークショップでは、はっきりとした成果が現れないこともあります。ブラッシュアップを続けて、完成形に近づけていくことが重要です。ワークショップ終了後に反省会や振り返りを行うことで、次に繋がる研修になるでしょう

全体でワークショップの成果を共有するために、ホワイトボードや使った付箋は写真に撮りましょう。メンバー同士で付箋の内容を共有して、次のワークショップの課題を明確にしておいてください。

ワークショップの上手な進め方のコツ

コツ①ゴールを明確にする

ワークショップの上手な進め方のコツをまとめました。社内研修などで行われるワークショップは、ゴールを明確にしておくことが求められます。ゴールが明確であれば、デザイン思考を使って最終的な結論へと導きやすくなり、テンポの良い話し合いが行えるのです

コツ②参加しやすい雰囲気を作る

社内研修でワークショップを行う際は、参加しやすい雰囲気作りを意識しましょう。グループの人数構成や部屋の環境、机の配置、ホワイトボードや付箋などの道具が重要になります

また、参加者がワークショップに慣れていない場合は身近なテーマを扱ってあげてください。まちづくりや公園づくりのような環境に関するものは、テーマとして扱いやすい内容です。いきなり難しく専門性が高い内容は、参加しにくい雰囲気が生まれます。まちづくりや公園づくりのような身近なものを扱ってあげてください。

コツ③ファシリテーターの存在も重要

ワークショップの進め方のコツとして、ファシリテーターの存在が需要です。ファシリテーターというのは「目的を達成するために、中立的な立場から働きかける役割を担う人」のことを意味します

意見が出ない状態や対立したままでは、円滑なデザイン思考ができない場合があります。中立の立場から目的を再確認させたり、ルールを遵守させたりするのも役割です。発言者の意見に相槌を打ち、周囲に理解させるためのサポートも行いましょう。

そして、ホワイトボードや付箋を使い、意見を絞り込みながら整理することで、ワークショップを結論に持っていくことができます。ファシリテーターがいるか、いないかで進め方も大きく変わってくるので、その役割を担う人を設置することがおすすめです。

コツ④貸会議室で研修を行うのもおすすめ

社内で研修を行うだけでなく、貸し会議室を利用してもよいでしょう。社内研修とは異なり、貸し会議室はホワイトボードや付箋を含め、話し合いをしやすい環境と道具が用意されているからです

また、普段とは違った環境で行うことで参加者の気持ちも変わってきます。社内で広いスペースが用意できない場合も、貸し会議室であればゆとりのある空間を用意できるでしょう。人数に適した場所を用意できますし、ホワイトボードや付箋以外に、マイクやプロジェクターなども完備されています。

ワークショップの効率的な進め方を覚えておこう!

ワークショップの意味や進め方のコツについて紹介しました。体験型講座という意味を持つワークショップは、能動的にさまざまなことを学べる場です。新しいアイデアを出し合い、まちづくりや公園作り、商品やサービスを販売するための伝え方など目的に合わせた課題を設定して開催しましょう。

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