セミナーを開催する上で知っておきたい参加費の決め方

セミナーを開催する上で知っておきたい参加費の決め方

顧客やクライアントの新規開拓を行うための営業ツールとして大変効果的な「セミナー」。実際に開催する場合にはまず「参加費」を決める必要がありますが、セミナー開催に慣れていない企業の場合、参加費の相場が分からずに悩んでしまうところも少なくありません。そこで今回は、セミナーの参加費を決める際のポイントについて、詳しく解説していきます。

セミナー参加費を考える必要性

セミナーを開催しようと思ったときに、まず考えなくてはいけないのが「参加費」をどうするかということ。ざっくり分ければ無料か有料かということになりますが、有料の場合にはさらに金額を細かく決めていかなくてはいけません。初めてセミナーを開催する方にとってはどの程度の金額が妥当なのか検討もつかないという人もいるのではないでしょうか。参加費が高ければ人は集まりにくくなってしまうこともあるでしょうし、かといって無料なら大勢の集客が約束されるかというと、決してそういうわけではありません。セミナーが成功するかどうかは、参加費をどのように設定するかによって大きく変わってくると言っても過言ではないのです。

参加費を決める際のポイント

まずは「無料」と「有料」のどちらにするのかを決めていきましょう。例えば、セミナーの目的が参加者に商品やサービスを売ることであれば、セミナーそのものは無料でも構わないでしょうが、セミナーが参加者に情報やノウハウ、スキルを提供するものであるなら、セミナー自体が「商品」ということになりますから、有料という判断となります。有料で開催する場合も、「過去にセミナーを受けた人たちがどのような成果をあげたか」という実績や、セミナーの時間、講師の知名度、ターゲット層などに応じて具体的な費用を決めて行くようにしましょう。どこかの会場を借りてセミナーを行う場合には会場費も必要になってきますから、そうした細かなコストもしっかりと把握した上で費用を決定することが大切です。

参加費を決める際の注意点

では、実際に参加費を決めて行く場合にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

参加費を無料にする場合

セミナーの参加費を無料にすると、集客のハードルが大幅に下がります。
有料なら慎重に検討するけれど、無料なら「とりあえず申し込んでみよう」という人が圧倒的に多いからです。特に、対象とするターゲットが主婦の方や、高齢の方、大学生などの場合には、参加費を無料にすることで集客は効果的に増えて行きます。ただし、参加費を無料にした場合、当日まで参加人数が確定しないというデメリットもあります。なぜなら、参加費が無料の場合、ドタキャンや無断で欠席される可能性が高くなるためです。キャンセル料が発生するわけではないので、当日の天候が悪かったり、ほかに優先したい予定ができたりしたら、簡単に欠席できてしまうと言えます。

参加費が有料の場合

参加費を有料にする最大のメリットは、「本当に興味のある人を集められる」ということです。ノウハウやスキルを学びたい! という同じ意識の人たちが集まるだけで、セミナーの盛り上がり方は変わってくるため、講師もセミナーをしやすくなるはずです。ただし、セミナーを有料にする場合には、セミナーの内容に応じて最適な金額を設定する必要があります。金額が高過ぎてしまえば当然集客は下がってしまうでしょうし、セミナーに参加した人たちが納得できる金額をしっかりと見極めることが求められるのです。

セミナーの参加費は、その目的や規模によっても異なります。上記の内容を参考にして、最適な価格を設定していきましょう。

スペイシー

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