企業や団体に属して働くのではなく、個人で仕事をする「フリーランス」。実務はもちろん、経理をはじめとするさまざまな事務所を全て1人でこなしていくわけですが、そのなかでも特に重要なのが営業です。そこで今回は、フリーランスとして働く上で必要な営業スキルの身に付け方について、詳しく解説します。
フリーランスの営業に欠かせないこと
フリーランスとして働く人の多くが感じる不安のひとつに「どうやって仕事を獲得していくのか」という問題。会社という組織に縛られず自由に働ける一方で、仕事がもらえなければ収入減に直結するというリスクをフリーランスは常に抱えています。そのリスクを回避するために多くのフリーランスが力を入れて取り組んでいるのが「営業」というわけです。
では、フリーランスの営業にとって大切なこととはなんでしょうか? たくさんの仕事を獲得したいからと言って「なんでも引き受けます!」という姿勢は、フリーランスの営業としてはあまりおすすめできません。なぜなら、クライアントが求めるフリーランスはその分野の「プロフェッショナル」であって、「なんでもこなせる器用な人」ではないからです。営業活動をはじめる前に、まずは自分が最も得意とする分野について考えてみましょう。そして、それを自分の武器としてアピールすることが大切なのです。
営業する際に用意すべきもの
フリーランスとして営業をスタートするためには、あらかじめ以下のものを用意しておくと便利です。
名刺
フリーランスにとって名刺は何よりも大切な営業ツールのひとつです。自分の名前や連絡先はもちろん、屋号や業務内容、肩書きもしっかりと記入しておきましょう。相手にしっかりと印象を残したいのであれば、名刺のデザインは人一倍こだわったものを選ぶのがおすすめです。
各種書類のテンプレート
契約書、規約、請求書、納品書といった、仕事の取引に必要な書類のテンプレートを作成しておきましょう。手間のかかる作業ではありますが、一度作り込んでしまえばあとはずっと使い回しすることができて便利です。
自分のサイト
屋号でドメインを取ったホームページなどがあると、仕事に関する情報発信ができます。FacebookやTwitterなどのSNSなら手軽に自分のサイトを作ることも。
お客様を見つける方法
フリーランスとして仕事をしていく上で最も大切なのが「人脈」です。営業を始める前に、まずは人脈を広げることからはじめましょう。異業種交流会や同業が集まるセミナー、個人事業主向けの勉強会などへは積極的に参加するのがおすすめです。フリーランス同士で情報交換ができたり、そこから新しい人脈を築けたりということもあります。また、インターネット上でさまざまな仕事の発注を受けることができる「クラウドソーシング」にもぜひ登録しておきましょう。
フリーランスとして営業する際の注意点
フリーランスとして営業をする際に気をつけるべきことは、「できない仕事を受けない」ということ。「できるだけたくさんの仕事をとりたい!」と焦るあまり、自分のスキル以上の仕事を受けてしまうことは大変危険です。クオリティの低いものを一度でも納品した場合、次に仕事をもらえる可能性はゼロでしょう。営業をする際には、まず自分のレベルを客観的に把握し、クライアントに対して明確に提示することが大切なのです。
フリーランスにとって営業活動は収入に直結する大切な部分です。上記の内容を参考にして営業スキルをしっかりと磨いていきましょう。
フリーランスとして効率良く仕事をこなしていくためにも、営業活動は欠かせないものということがわかったと思います。
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