「個人撮影ってなに?」
「被写体の探し方を知りたい」
「どこで撮影をすればいいの?」
など気になる方は多いのではないでしょうか。
定番のポートレート撮影や動画撮影をはじめ、YouTube撮影やコスプレ撮影など個人撮影の需要が高まりつつあります。全国のレンタルルーム・スタジオも多様な利用シーンに対応できるようになり、利用者が増えてきています。
インターネットの発達によってモデルや場所選びの選択肢が増えました。個人撮影するときに利用できる場所を知りたいところでしょう。
この記事では、個人撮影の被写体の探し方や撮影場所をまとめました。さらによくあるトラブルも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
個人撮影とは
個人撮影は人を被写体にして撮影を行います。主にカメラマンとモデルが1対1で撮影するのが特徴です。さらに初心者から上級者まで、幅広い方々に始めやすいスタイルです。
撮影には被写体となる「人」が必ず必要になります。さらにモデルを引き立たせるための、場所選びが重要です。場所によってモデルの良し悪しが異なるからです。カメラマンが撮影したい場所や被写体の魅力を引き出せる場所を選ぶことになります。
個人撮影は1対1で行うため、ポージングや衣装の相談がしやすいです。そのためカメラマンの希望が通りやすく、初心者でも始めやすいです。
撮影の種類は主に「写真」と「動画」の2種類があります。動画撮影の場合、高額な機材を用意しなければならないと考える方もいるかもしれません。しかしスマートフォンを使用すれば機材を購入する必要はなく、手軽に始められます。
個人撮影はモデルに直接依頼することになります。カメラマンが依頼した場合、モデルへの費用を支払う必要があり、比較的高めになる傾向です。またモデルの依頼料の他に、レンタルスペースやスタジオ代も支払うことになります。カメラマンから依頼した場合、撮影者が負担することが多いです。
費用はモデルや場所によって異なるため、予算に合わせて決めましょう。
通常の撮影との違い
個人撮影と似た言葉として「通常撮影」があります。通常撮影は被写体を指定しません。風景や動物など、さまざまなシーンの撮影をすることを指します。
個人撮影と違って場所を問わないため、さまざまなところで行えるのが特徴です。さらにレンタルスペースやスタジオを利用する必要はなく、費用がかからないことが多いです。
個人撮影のメリット
個人撮影のメリットを知りたい方は多いのではないでしょうか。
個人撮影はモデルと1対1で行うため、時間の調整がしやすいです。短時間から長時間などモデルと相談して決められます。人物撮影には個人撮影の他に、1人のモデルに対して複数のカメラマンで行う集団撮影があります。集団の場合、参加者が複数人いるため時間の調整がしづらいです。
さらに時間も限られており、満足のいく撮影ができない可能性もあります。
カメラ初心者には取り組みやすい
個人撮影はモデルとのコミュニケーションが可能です。そのためポージングや衣装などを相談しやすく、カメラ初心者でも取り組みやすいです。集団撮影はポージングや衣装などの指定はできません。さらに参加者が多いため、モデルとのコミュニケーションがしづらいです。
一方で個人撮影は新しいポージングや衣装など時間をかけて試せます。新しいことにチャレンジしやすく、カメラマンの成長につながるでしょう。撮影場所も指定できるため、モデルを魅力的にできる場所を見つけやすいです。
被写体の探し方
個人撮影に欠かせないのが被写体となるモデルです。初めての方は、被写体の探し方で迷われるかもしれません。知り合いから紹介を受ける方法やSNSでコンタクトをとる方法などがあります。
さらにカメラマンとモデルをマッチングさせるサービスもあるので、活用して被写体を探しましょう。
また人物撮影のイベントを開催していることもあり、1対1だと緊張する方におすすめの方法です。
こちらでは被写体の探し方を解説していきます。
- 知り合いから紹介
- SNSでコンタクトをとる
- マッチングサービスを利用する
- イベントに申し込む
それぞれ解説していきますので、参考にしてみてください。
知り合いから紹介
被写体を探す方法として、知り合いから紹介を受ける方法があります。身の回りの方に被写体やモデルを経験している方は、あまりいませんよね。そのような場合は、知り合いに相談して紹介してもらいましょう。
例えば家族や友人、職場の上司・同僚などに声をかけるのがおすすめです。知っている方からの紹介のため、比較的緊張しづらく撮影しやすいのが特徴です。リラックスした状態で撮影できるため、被写体の魅力を最大限に引き出せる可能性があります。
また知り合い経由なので、2回目以降も依頼しやすいです。撮影を継続的に依頼したい方は、知り合いに被写体やモデルの経験がある方を知っているか相談してみましょう。
SNSでコンタクトをとる
知り合いに被写体・モデルの経験がある方がいない場合、SNSでコンタクトをとる方法があります。2021年6月にはSNSのユーザー数が全世界で約42億人を突破しました。国内のユーザー数は約7900万人以上いるため、被写体やモデル活動を行なっている方を見つけられる可能性があります。
特にTwitterやInstagramには、個人撮影の依頼を受けているモデルがいます。過去に撮影した写真を投稿していることが多く、気になる方にDM(ダイレクトメッセージ)を送って相談しましょう。費用は無償で行なっていたり、有償で行なっていたりさまざまです。
SNSで探す場合は、以下のハッシュタグを参考にしてみてください。
- #被写体やります
- #被写体になります
- #カメラマン募集
- #被写体モデル
- #カメラマンさんと繋がりたい
SNSからの場合、メッセージを送っても返信が来ないことがあります。プロフィールを充実させたり、過去に撮影した写真を投稿したりして、自分の素性がわかるようにしましょう。
またメッセージは、事前に相手をフォローして丁寧な挨拶をしてから送ると返信につながる可能性があります。
マッチングサービスを利用する
SNSで依頼することをハードルが高いと感じる方は、被写体とカメラマンをマッチングするサービスを利用しましょう。お互いに被写体やカメラマンを募集しているため、相談しやすいのが特徴です。さらに気になる方がいれば、すぐに依頼できます。
サービスによって異なりますが、お互いに登録しなければならないものや、片方が登録していれば利用できるものなどがあります。
主なマッチングサービスは以下のとおりです。
- ココナラミーツ
- ラフモ
- フォトマッチ
- 週末モデル
- REMEMBER(リメンバー)
- fotowa(フォトワ)
上記のようにさまざまなサービスがあります。自分に合ったものを活用しましょう。
イベントに申し込む
イベントに参加することで、被写体の撮影が行えます。SNSやマッチングサービスは1対1での撮影になるので、緊張する方もいるかもしれません。そのような方には、イベントがおすすめです。
イベントであれば複数人のカメラマンがいます。他のカメラマンの撮影を参考にできたり、お互いに情報交換できたりが可能です。さらに自分からポージングを指定する必要がありません。初めて撮影をする方でも安心できます。
主なイベントサイトは以下のとおりです。
- コットン撮影会
- マシュマロ撮影会
- フレッシュ撮影会
- momo撮影会
イベントは屋内・屋外から選べます。また募集概要にモデルの衣装が記載されています。そのため撮影したい衣装からイベントを選択可能です。まずはイベントサイトを見て、自分に合うものを探してみてください。
よくあるトラブル
個人撮影は個人間での取引になり、トラブルが発生しやすいです。事前にどのようなトラブルがあるのか把握していないと、最悪の場合損害賠償になることも。
事前に把握して、対策を行うようにしましょう。
個人撮影でよくあるトラブルは以下のとおりです。
- 報酬
- 暴言・セクハラ等
- SNSへの無断掲載
1つ目は報酬のトラブルです。有償のモデルに撮影を依頼する場合、必ず費用の支払いが必要になります。個人間での取引だと、支払いで揉めることがあるでしょう。
事前に報酬やスタジオ代、交通費などをどうするか決めるのが重要です。声で会話すると記録が残りづらいため、メッセージで残しておくのがおすすめです。
2つ目は暴言・セクハラです。1対1なので、モデルに対して暴言を吐く方も少なくありません。さらに過度な露出を強要されたり、身体を触られたりなどのセクハラもあります。
自分では問題ないと思っていても相手が不快に感じたらよくないです。暴言・セクハラは訴訟に発展する可能性があるため、行わないように注意してください。
3つ目はSNSへの無断掲載です。基本的に写真の肖像権はモデルにあり、相手の許可がなければSNSへ写真を投稿してはいけません。一度投稿されてしまうと、不特定多数の方に閲覧されて拡散されます。
元の投稿を削除しても、誰かが再度投稿する恐れがあります。無断掲載はモデルを不安にさせてしまい、二度と依頼を受けてもらえなくなる可能性が高いです。掲載するときは、必ず相手に確認してから行いましょう。
また撮影した写真が無断で出会い系サイトに掲載されていた事例があります。写真に写っている衣装が撮影会で着ていたものだったため気づきました。その後、業者に削除依頼をしたところすぐに消してもらえましたが、モデルは不信感が生まれてしまいます。
個人撮影は個人で行うため、上記のようにさまざまなトラブルが考えられます。事前にどのようなトラブルがあるか把握しましょう。
撮影の場所
ここまでに個人撮影の被写体の探し方やよくあるトラブルを解説してきました。撮影場所を知りたい方も多いのではないでしょうか。
人を撮影することになるため、場所によって被写体の魅力が変わります。できる限り被写体を魅力的に写せる場所で行いたいところ。
中には事前に予約する必要があるので、しっかり調べてから撮影に臨みましょう。
こちらでは撮影場所を解説していきます。
- 屋外(公園など)
- 撮影スタジオ
- レンタルスペース
一つひとつ解説していくので、活用してみてください。
屋外(公園など)
個人撮影はカメラマンの希望の場所を指定できて屋外で行えます。場所は限定されていないため、どこで撮影しても問題ありません。主に公園やオフィス街、観光地、学校、駅などさまざまあります。
屋外撮影は屋内では演出できない太陽の明るさや見渡せる広さが特徴です。背景をぼかしてモデルを引き立たせる撮影が可能です。さらに場所の移動ができるため、さまざまなシーンの写真が撮れます。シーンごとに異なる写真を撮影したい方におすすめです。
しかし太陽の位置によっては、顔に影ができることがあります。表情が暗くなってしまい、よい写真が撮れないこともあるでしょう。また撮影日の天候がよくなければ行えません。
開放的な環境で撮影を行いたい方は、屋外で写真を撮ってみてください。
撮影スタジオ
個人撮影ではスタジオを使用する方法があります。撮影スタジオは屋内のため、天候に左右されずに行えます。屋外の場合は天候が悪いと中止です。スケジュール通りに開催でき、ゆっくり準備ができるのが特徴です。
さらにスタジオには必要最低限のスタッフしかいないため、集中して撮影を行えます。
撮影スタジオの場合、屋外と違って背景のバリエーションが少ないです。さまざまなシーンの写真を取りたい方には向いていません。また閉鎖された空間のため緊張しやすいです。
天候に左右されずゆっくり個人撮影を行いたい方は、撮影スタジオを予約してみてください。
レンタルスペース
屋内撮影にはレンタルスペースを使用する方法もあります。レンタルスペースとは、空いているスペースを借りることです。例えば会社のシェアオフィスの共有スペースや自宅の個室などがあります。
そのためレンタルルームを活用すれば、自宅やオフィスなどさまざまなシーンの写真が撮影可能です。短時間での予約ができるので、あまり費用をかけずに行えます。
スペイシーではレンタルスペースや貸し会議室の予約ができ、撮影での利用も可能です。全国各地からお好きな場所を予約できるので手軽に利用できます。レンタルスペースの利用を検討されている方は、スペイシーを活用してみてください。