テレワークを快適にする方法とアイテムをカテゴリ別で紹介!
最近のワークスタイルは、テレワークが主流になりつつあります。テレワークは、働き手にとって通勤の負担がないなど、メリットの多いワークスタイルです。ですがその反面、集中して仕事を行いたくても、普段生活をしている自宅では、なかなか集中できないこともあります。
また、部屋から出ることが少なくなるので、運動不足になる方も。それだけではなく、座りっぱなしで肩こりや腰痛に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。テレワークは、メリットのあるワークスタイルですが、悩みのないワークスタイルではありません。
そんなテレワークのお悩みは、ちょっとした方法と意外なアイテムで解決できます。今回は、テレワークを快適にする方法と意外なアイテムを紹介。紹介する方法は簡単にでき、アイテムは気軽に購入できるものばかりです。テレワークを快適にしたいという方は、ぜひ参考にしてください。
仕事に集中したい方へ!
テレワークは職場での仕事と違い、気が散りやすくなかなか仕事に集中ができません。しかし工夫次第で職場と変わらず集中して仕事が行えます。テレワークでも集中して仕事ができる方法を解説します。
仕事服に着替えてオンオフを切り替える
テレワークを行う時でもオンオフを切り替えるために仕事服に着替えましょう。普段着ではどうしてもリラックスしやすく、仕事に集中できないことも。上司や同僚に姿が見えないからと言って、寝間着のまま仕事を行うのはNGです。
会社勤務と同じ様にスーツに着替えるのが最もオンオフを切り替えられます。ですが、せっかくのテレワークなので、堅苦しい服装より、ラフな格好でいたいと考える人も多いのではないでしょうか。おすすめは襟付きのシャツやポロシャツです。
リモート会議用に軽めのジャケットなどあれば、さらに最適。普段香水を使用する方は、仕事用の香水を使用するのも良いでしょう。
タイマーを使って作業をする
タイマーを使って時間を区切って仕事をしましょう。携帯電話やスマートフォンのタイマー機能でも問題ありませんが、携帯電話やスマートフォンが机の上に置いていては、意識がそちらへ向かうことも。時間だけが計れるタイマーがベストです。
100均ショップなどで売っているタイマーで十分です。タイマーが鳴るまで仕事を行い、数分休憩を入れて再び仕事を行いましょう。「ポモドーロ・テクニック」と呼ばれる時間管理方法がおすすめです。ポモドーロ・テクニックとは、25分仕事をして5分休憩を繰り返す方法のこと。
仕事時間は25分以上でも問題ありません。ただし休憩が長すぎるのはNGです。また休憩中は、トイレや深呼吸、軽いストレッチ程度に留めておくことが無難です。他のことを行うとそちらの方に気を取られてしまうので注意してください。
仮眠を取る
昼食後、15分~20分程度の仮眠を取るとコンディションが整い集中しやすくなります。午後もしっかりと仕事を行うため、仮眠を取り入れましょう。ただし横になって寝ないでください。深い眠りについて目覚めないこともあります。
机の上で突っ伏して寝るのがベストです。熟睡することが目的ではないので、音や光はあまり気にしなくてもよいですが、気になる方は遮断しましょう。ボタンやベルトを緩めたりするとよりリラックスできます。
音楽を流す
音楽を流すことで、騒音が遮断され集中力が上がることも。特にイヤホンなどを利用して周囲の音を遮断すればより効果的です。ただし音楽を聞き入ってしまうと逆に仕事の妨げになるので注意が必要してください。得意な作業や単純作業の時に音楽を流しましょう。
クラシック音楽などボーカルの入っていない音楽がおすすめです。ボーカルの歌詞が邪魔になることがあるので、ボーカルが入っていない音楽を選んでください。
レンタルスペースなどいつもと違う場所で行う
レンタルスペースやコワーキングなど、いつもとは違う場所で仕事を行えば、気分転換にもなり仕事が捗ります。場所を移動することで、仕事のオンオフも切り替え可能。レンタルスペースやコワーキングなどは、自宅では集中できない方や自宅が仕事のできる環境ではない方にもおすすめです。
アイテムを活用して集中できるスペースを作る
ここからは、アイテムを活用して集中できるスペース作りを説明します。アイテムを活用して自宅の部屋を仕事部屋にチェンジしましょう。ちょっとしたアイテムで仕事が集中できるスペースが作れますよ。
「室内用テント」を使って仕事部屋を作る
家族と同居していて自室が無い方やペットを飼っている方におすすめなのが、室内用テントです。室内用テントとは、部屋に張れる小型のテントのこと。机と椅子が置けて、人が1人は入れるくらいの大きさのテントです。
室内テントは、リモート会議の時に室内を映り込ませない役割もあります。また、仕事だけでなくプライベート空間としても活用可能です。
「パーテーション」で仕事スペースを作る
オフィスなどで、部署ごとのスペースを区切るために活用しているパーテーション。自宅でも利用できる家庭用のパーテーションも販売されています。家庭用のパーテーションは軽いので簡単に持ち運び可能です。立てかけるだけで作業スペースが作成できます。
コンパクトで収納できるテント型集中ブース「アットパット」
アットパットとは、机の上に置ける小さなテントのことです。室内用テントやパーテーションを置くスペースの無い方におすすめ。コンパクトで持ち運びが簡単にできるため、レンタルスペースやコーワキングスペースでも活用できます。
「耳栓」や「ヘッドフォン」で音を遮断する
騒音が気になる方は耳栓やヘッドフォンがおすすめです。音を遮ってくれるので、集中して作業を行えます。ヘッドフォンならリモート会議でも活用できるので一石二鳥。耳栓やヘッドフォンも自宅だけでなく、レンタルスペースやコーワキングスペースでも活用できるアイテムです。
運動不足解消したい方へ!
通勤していた時は会社まで移動をしていたため、意識的に運動をしなくてもある程度は運動不足をカバーできていたかもしれません。ですが、テレワークで通勤を行わないことがかえってあだとなり必然的に運動不足になります。テレワークだからこそ意識的に運動を取り入れてください。おすすめの運動不足解消方法を解説します。
朝にウォーキングや軽いジョギングを入れる
テレワークでは、外に出る機会が減るので、意識的に外に出なければ一日中家にいることも。通勤時間が無くなった分、その時間をウォーキングや軽いジョギングを取り入れて体を動かしましょう。日を浴びて体を動かし、汗を流せば目も覚めてスッキリします。ただやり過ぎては体力を消耗しますので、軽くやるのがポイントです。
休憩中ストレッチや筋トレをする
テレワークは、椅子に座って作業を行います。場合によっては一日中座っていることも珍しくありません。同じ姿勢が続くと、エコノミークラス症候群になることもあります。休憩時間中にストレッチをして体をほぐしましょう。
椅子から立ち、伸びをするだけでも、引き締め効果が期待できます。また、筋トレを行えばより運動不足が解消されます。休憩中に行うのであれば、腕立て伏せやスクワットなど簡単にできる筋トレを行ってください。
ただ、ストレッチも筋トレも本格的に行っていては仕事に支障が出ることも。本格的に行いたい場合は、仕事後に行いましょう。
アイテムを活用してながらで解消する
どうしても運動が苦手だと感じる方は、ながらで運動が出来るアイテムを活用しましょう。ながらで出来るアイテムは、運動不足解消だけでなく気分転換にもなるので、おすすめですよ。
立って仕事をする「スタンディングデスク」
スタンディングデスクとは、立って使う机のこと。必然的に立って行うので、テレワークを行いながらでも体に良い負荷を掛けられます。ただし、立ち仕事に慣れていない方は、長時間行うのは控えてください。脚に疲れを感じたら座って行い、疲れが取れたらまたスタンディングデスクを使うなどローテーションして活用しましょう。
姿勢が正せる「バランスボール」
バランスボールは、フィットネスでも活用されている大きなボールのこと。椅子代わりに使用すれば、自然と体幹(胴体部分)に負荷を掛けられます。座った状態で腰を左右に揺らすなどの軽い動作を行えばより効果的に活用できます。
有酸素運動ができる「机付きエアロバイク」
机付きエアロバイクは、室内で使うエアロバイクに机が付いたエアロバイクです。小型の机が付いているので、ノートパソコンを乗せることが可能。本格的に運動ができるのでおすすめです。ただし、やり過ぎては仕事に支障がでるので注意してください。また自転車をこいでいる状態と同じです。リモート会議中では息が上がって発言が出来ないことも。使う時を選んで利用しましょう。
体の負担を減らしたい方へ!
テレワークを行っていて、普段の仕事より体の負担を感じる方もいるのではないでしょうか。テレワークは仕事とプライベートの切り替えが難しく、普通の仕事より疲れを感じやすくなると言われています。そんな負担を解消する方法を解説します。
生活習慣を見直す
テレワークになってから、メリハリが無くなり夜遅くまで起きている方や食事時間が不規則になっている方などは、生活習慣を見直しましょう。正しい生活リズムならしっかりと睡眠がとれて体の負担は減らせます。テレワークだからといって寝坊はせず、会社通勤と同じ時間で起きるのがポイントです。
食事・睡眠をしっかりと取る
運動不足や生活習慣の乱れから食事や睡眠が十分でない場合があります。食事・睡眠はしっかりと取りましょう。間食は控え、3食をしっかり取るようにしてください。ただ、食べ過ぎには注意。テレワーク中は運動不足になりがちです。
同じ量を食べていても体重が増加することもあります。3食プラス運動がおすすめです。運動を行えば睡眠もしっかりと取ることができます。運動をしていてもなかなか寝付けれない方は、仕事後はパソコンやスマートフォンなどのディスプレイを見ることを控えましょう。
ディスプレイの光は睡眠の妨げになります。特に寝る前にはパソコンやスマートフォンなどは避け、本を読むなどをして過ごしましょう。
姿勢を正して座る
姿勢が悪いと肩こりや腰痛の原因になると言われています。テレワーク中は、意識的に背筋を伸ばし姿勢を正して座りましょう。誰も見ていないからと言って、前のめりになっていたり、猫背やエビ反りになったりしていては、体に負担が掛かります。
正しい姿勢をするためには、椅子や机は自分にあったサイズに調整するのがポイントです。肘が90度、ディスプレイとの距離は40センチになる机がベスト。椅子は足が付く高さのサイズを選んでください。机、椅子の調整が出来ない方は、クッションや台などを利用しましょう。
アイテムを活用して負担を減らす
「肩こり」や「猫背」などで悩んでいる方は、アイテムを活用しましょう。アイテムで姿勢が良くなったり、筋肉の疲れを取ってくれたりします。体の負担を減らすアイテムをピックアップしました。
腰痛・肩こりを軽減させる「チェアクッション」
チェアクッションとは、椅子に敷くクッションのこと。チェアクッションを使うことで、お尻や腰の負担を軽減してくれます。骨盤をしっかりと立てるため、姿勢も良くなり肩への負担も軽減してくれます。机や椅子の高さ調整が出来ない方にもおすすめです。
猫背対策に「ノートパソコンスタンド」
ノートパソコンを立て掛けるためのスタンド。高さや角度が調整できるので、正面からノートパソコンのディスプレイを見ることができ、猫背対策に活用できます。
また、ノートパソコンスタンドは、机とノートパソコンとの距離ができるため、そのまま机の上に置くより放熱効果が高くなり、ノートパソコンの熱暴走を防ぐことができます。
簡易的にマッサージができる「フォームローラー」
30センチ程度の凹凸が付いた筒状をしたフィットネスアイテム。フォームローラーを使うことでセルフマッサージが行えます。使い方は簡単。ローラーの上にほぐしたい体の一部を乗せ、前後左右に転がすだけです。冷え性やむくみの改善にもつながります。
首や肩の負担を減らす「首枕」
首に巻き付ける枕のこと。飛行機や新幹線などのリクライニングシートで仮眠をする時に利用する人も多いのではないでしょうか。仮眠だけでなくテレワークでも活用できます。椅子の高さが合わずヘッドレストが活用できない時に使いましょう。首枕を使うことで、後傾姿勢になりにくく首や肩の負担を減らすことができます。
目の疲れを癒す「ホットアイマスク」
テレワークでは、基本的にパソコンでの作業が多くなります。パソコンのディスプレイを見る時間が長くなるため目疲れを感じる人も多いのではないでしょうか。パソコン作業の目疲れは温めるのが有効です。ホットアイマスクを利用して目を温め血流が良くして目疲れを改善しましょう。
【番外】より作業を快適にできるアイテム
ここからは、テレワークをより快適にするアイテムを紹介します。便利なアイテムからちょっとした気分転換になるアイテムなどをピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
車載用ノートパソコンテーブル
気分転換で車の中で作業したい方や駐車場などの移動先でノートパソコンを使用したい方におすすめなのが、車載用ノートパソコンテーブルです。ハンドルに取り付けられ簡易的なテーブルが作成できます。軽く取り外しも簡単なので、持ち運びも簡単。食事用のテーブルにもなります。
卓上扇風機
机の上に置ける小型の扇風機がスポット的に涼しい風を送ってくれます。風力は弱いのでエアコンと併用するのが◎。エアコンを効かせすぎると寒いと感じ、温度を上げると暑いと感じる方におすすめです。
アロマテラピー
リラックスしたい方におすすめなのがアロマセラピーです。アロマセラピーとは、花などの香りを嗅ぐことで、リラックス効果を期待する自然療法の一つ。リラックス以外にも、気分転換で活用できるため、仕事のオンオフを切り替えたい方にもおすすめです。
タンブラー
飲み物を入れるタンブラーは、保温・保冷の効果があるので、いつまでも美味しい飲み物を飲むことが可能です。フタ付きのタンブラーなら飲み物をこぼす心配がないため机の上に飲み物を置くことができます。
まとめ
テレワークを快適にする方法と意外なアイテムを解説しました。テレワークはメリットの多いワークスタイルですが、メリハリが無くなり仕事に集中ができなくなったり、運動不足や体の負担になったりします。
ですが、ちょっとした工夫で集中して作業が行え、体の負担も少なくなります。紹介した方法はすぐにできるモノばかりなので今日から試してみましょう。