インターネットの普及によって、テレワークを行う方も多いかと思います。テレワークにテレワーク用の椅子(チェア)を購入しましょう。今回は、テレワークでおすすめの椅子(チェア)と選び方を紹介します。テレワークを行っている方はぜひ参考にしてください。
テレワークを快適にするため椅子にこだわろう!
インターネットの普及によって、テレワークを行う方も多いかと思います。通勤時間もなくスキマ時間も活かせるので、働き手にとっては非常にうれしい働き方です。ですが、同じ仕事内容でもオフィスで仕事を行うより、疲労を感じることはありませんか?
また、オフィスで行うより集中力が弱く感じることはありませんか?そう感じる方は、テレワーク用に椅子(チェア)の購入をおすすめします。しっかりとした椅子で仕事を行えば疲労は軽減。仕事は効率的になります。
そこで今回は、テレワークでおすすめの椅子を紹介します。商品の紹介だけでなく、選び方も紹介するので、テレワーク用の椅子を探している方は、ぜひ参考にしてください。適切な椅子を選び、快適なテレワークを行いましょう。
どんな椅子がいい?おすすめはオフィスチェア!
椅子と言っても多くの種類があります。キッチンなどで使う「ダイニングチェア」やリビングで使う「イージーチェア」「ロッキングチェア」など種類は豊富です。テレワークに使用するのであれば、「オフィスチェア」がおすすめ。
オフィスチェアとは、事務仕事などのデスクワークで使う仕事用の椅子です。基本的にキャスターが付いており、椅子が可動でき、座りやすく立ちやすいのが特徴。さまざまな企業で採用されている椅子なので、テレワークにも最適です。
椅子を選ぶ前に最適な高さを把握しよう
「座面の高さの目安は身長×1/4」です。座面の高さ(座面高)とは、椅子の座面から床までの高さのこと。座った時に足の裏が完全に床についていることがポイントです。また、椅子に合わせてデスクの高さも重要です。
「デスク高さの目安は=座面高+差尺(身長×1/6)」です。差尺とは、座面からテーブルの天板までの高さのこと。座面の高さとデスクの高さを目安に自分に最適な椅子を選びましょう。
最適な高さは「一般社団法人日本オフィス家具協会」より抜粋しています。詳しくは下記リンクの「日本オフィス家具協会HP 安心・安全なイスの選び方」を参照してください。
テレワークで使う椅子の選び方
ここからはテレワーク用の椅子の選び方を解説します。ポイントを抑えて自分に合った椅子を選びましょう。
正しい姿勢で使うためにも「高さ調整」は必須
自分に適切でないサイズの椅子を使っていては正しい姿勢はとれません。高さ調節ができる椅子を選びましょう。特にレバーで高さ調節が行える椅子なら手軽に行えます。オフィスチェアのほとんどの商品が高さ調節を行えるのでおすすめです。
ただし、高さ調節が行える椅子でも最低値はチェックしましょう。いざ購入して座ってみたら思った以上に低く、足が床に付かないことも。特にインターネットを利用して購入する場合は注意してください。
店舗で購入する場合は、試しに座るかと思います。ですが、ネット販売で購入した場合、実物の高さははっきりと分かりません。必ず「座面の高さ」をチェックしましょう。
主な素材は3つ!おすすめは「メッシュ」
素材で選ぶのもポイントです。オフィスチェアの素材は主に3つ、「ファブリック」「レザー」「メッシュ」です。ファブリックは、クッション性がよいので、体にフィットしやすい椅子を探している方におすすめ。ただ汚れやすいのがデメリットです。
レザーは、丈夫で長持ち、高級感もあり長く使いたい方におすすめ。デメリットは値段が高いことと、熱がこもりやすく蒸れやすいことです。メッシュは、通気性が良く蒸れにくいので、長時間のデスクワークに向いています。
値段は、お求めやすい価格の商品が多くおすすめです。ただ、安価な商品だと壊れやすくクッション性が悪いこともあるので注意。長く使いたい方は、ランクの高い商品を購入しましょう。
「背もたれの高さ」をチェックする
背もたれの高さは、「ローバック」「ミドルバック」「ハイバック」の3種類です。ローバックは、背もたれが低く、見た目の圧迫感がありません。価格が安いのが特徴。ただ、長時間座り続けることには向いていません。
ミドルバックは、ローバックとハイバックの中間の大きさ。背もたれが肩甲骨辺りまであります。ハイバックより価格が安く、ローバックより座り心地が良いのが特徴。デメリットは、販売しているメーカーが少なく商品を選べないことです。
ハイバックの背もたれは、背中を全て支えてくれる大きさです。体をしっかりと支えてくれるため、長時間座っていても疲れにくいのが特徴。デメリットは、3つの中で最も価格が高くなることです。テレワーク用には、ミドルバックまたはハイバックの商品を選んでください。
機能で選ぶ
機能で選ぶのも重要です。機能は作業効率だけでなく、ちょっとした休憩にも役に立つので、ぜひチェックしてください。
休憩時にリラックスしたいなら「ロッキング機能」
ロッキング機能とは、背もたれに取り掛かると後ろに倒れる機能のこと。大きく分けると「背ロッキング」「背・座ロッキング」「シンクロロッキング」の3種類があります。背ロッキングは、背もたれのみが動き、多くのオフィスチェアに採用されている機能です。
背・座ロッキングは、背もたれと座面が同時に同じ角度で倒れる機能で、本革などの高級な椅子に多く採用されています。シンクロロッキングは、背もたれと座面がそれぞれ独立して動く機能で、こちらも高級な椅子に多く採用されています。
どのロッキング機能も休憩時など、リラックスしたい時に活躍する機能です。予算を抑えたいなら背ロック、よりリラックスしたいなら背・座ロッキングかシンクロロッキングを選んでください。
正しい姿勢を維持したいなら「ヘッドレスト」
ヘッドレストとは、背もたれの上部にある頭部を支える部分のこと。車のシートに設置されていることが多く、オフィスチェアにも採用されています。ヘッドレスト付きの椅子なら、頭の位置が取りやすく正しい姿勢で仕事を行うことが可能です。
また、後ろに倒した時、枕代わりにもなるので、リラックス効果も期待できます。椅子によっては別売りで後付けでも設置可能です。テレワークを行ってい必要と感じれば購入してみてください。
手の負担を考えて「アームレスト」付きがおすすめ
テレワークでは、パソコンを利用して仕事を行う機会が多いかと思います。手や肩の負担を考えて、アームレスト付きの椅子がおすすめです。アームレストは肘掛けとも呼ばれ、利用することで手や肩にかかる腕の重さを軽減してくれます。
できれば、上下に高さが調整できる可動タイプがおすすめです。アームレストが付いていても高さが合わない場合、肘を置けないことも。適切な高さに変更できる稼働タイプなら自分好みの高さに調整できます。
可動タイプでなくてもアームレストは、休憩の時や座る時、立つ時のサポートにもなるのでおすすめです。
仮眠にも使える「リクライニング機能」
休憩時間中に仮眠を行う方は、おすすめなのがリクライニング機能です。ロッキング機能と似た機能ですが、リクライニング機能の場合、背もたれの角度が自由に調整でき、ほぼ倒れた状態の角度にも調整できます。
「休憩中に15分だけ寝たい」「横になって休みたい」と思う方におすすめ。リクライニング機能は、休日にテレビや動画を見る時にも活用できるので一石二鳥です。
シンプルな「デザイン」がおすすめ
椅子もインテリアの一つと考えている方は、デザインもチェック。ですが、テレワークも仕事です。あまり派手なデザインの椅子は不釣り合いなので、避けた方が無難。派手さはなく、シンプルなデザインがおすすめです。
どうしてもおしゃれなデザインが欲しいと思う方は、カラーバリエーションが豊富な商品をチェックしてみてください。シンプルな椅子でも、さまざまなカラーから選べる商品もあります。
「ゲーミングチェア」も選択肢に入れる
オフィスではあまり見かけない椅子ですが、テレワークで使用するならゲーミングチェアもおすすめです。ゲーミングチェアとは、1日何時間も座ってゲームを行う方に向けて販売されている椅子のこと。主にプロゲーマーまたはプロゲーマーを目指す方が使用しています。
ゲーム用と聞いて仕事には向かないと感じる方もいるかもしれませんが、機能面は優秀です。長時間座っていても通常の椅子より体の負担が少ない設計になっています。機能面は優秀ですが、カラーリングが派手なのがデメリット。
基本派手なカラーリングですが、ゲーミングチェアの中には黒色など落ち着いたカラーリングの商品もあります。
おすすめのメーカーを紹介
ここでは、オフィスチェアを販売しているおすすめのメーカーを紹介します。
ニトリ
家具やインテリアを扱うニトリは、シンプルなオフィスチェアを複数販売しています。キャスター付きの椅子や背もたれの高さを調整できる座面昇降式の椅子など、種類は豊富です。安い商品は、6,000円前後~。10,000円あればさまざまな種類の商品を選ぶことができます。
カラーバリエーションは豊富で、部屋の雰囲気に合わせて自分好みのカラーを選ぶことができます。また、ほとんどの商品に保証が付いているのもポイントです。
イケア(ikea)
イケア(ikea)は、スウェーデンで設立された家具の販売メーカー。世界各国に事業を展開しており、合計で250店以上の店舗を設けています。オフィスチェアだけでなく、家庭用のデスクチェアも販売しているのが特徴。
家庭用のデスクチェアは床の傷つき防止ため、キャスターロック機能がついています。また、デザインも特徴的で、おしゃれな椅子を探している方におすすめのメーカーです。
コイズミファニテック
コイズミのグループ会社コイズミファニテックは、関東を中心に店舗を展開する家具メーカー。ハイバックの商品を2種類とミドルバックの商品を1種類販売しています。どの商品もシンプルなデザインでシンクロロッキング機能付きです。
また、アームレストの高さ調整も可能。機能面を重視したい方におすすめのメーカーです。
オカムラ
オカムラは、デスクや椅子だけでなく、棚や仕切りなどのさまざまなオフィス用品を販売しているメーカー。椅子はシンプルなデザインの商品を販売しています。デザインはシンプルですが、機能面は高く、しなやかな背もたれはしっかりとフィットするので、座り心地は抜群です。
また、ほとんどの商品にロッキング機能が付いています。全体的に値段は張りますが、それに見合った座り心地や機能を持つ商品なので、高品質の椅子を探している方におすすめのメーカーです。
テレワークにおすすめな椅子10選
ニトリ リクライニングワークチェア
ニトリのリクライニングワークチェアは、高さを自分の好みに調整できる椅子を探している方におすすめ。高さ調節はレバーで簡単にでき、アームレストやヘッドレストも自分好みで調整可能。自分の好みで調整できるので、長時間座っていても快適です。
3段階に変化が可能なリクライニング機能も付いており、休憩中はゆっくりと体を休めることが出来ます。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ(ポリエステル)
・背もたれ:ハイバック
・機能:リクライニング機能・可動式アームレスト・可動式ヘッドレスト
イケア(ikea) TOBERGETデスク用チェア
イケア(ikea)のTOBERGETデスク用チェアはシンプルな椅子を探している方におすすめ。シンプルなデザインで、どんな部屋に設置しても違和感はありません。キャスターには、感圧式ロック機能が付いているので、不用意に椅子が動くことはありません。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ
・背もたれ:ハイバック
・機能:感圧式ロック機能
コイズミファニテック JG4チェア
シンプルでも機能的な椅子を探している方は、コイズミファニテックのJG4チェアがおすすめ。シンクロロッキングと可動式アームレストが付いています。腰や背中に負担がかかりにくい構造をしているので、長時間デスクに向かっていても正しい姿勢で仕事を行えます。
また、ロッキ ングの強さは調整可能。仕事中はロッキ ングの反発を強くし正しい姿勢で座れ、休憩中は反発を弱くしリラックスして座れるなど、使い分けを行うことができます。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ(ポリエステル)
・背もたれ:ミドルバック
・機能:シンクロロッキング・可動式アームレスト
オカムラ オフィスチェアシルフィ
オカムラのオフィスチェアシルフィは、座り心地を重視したい方におすすめです。「もっと私のチェアになっていく。」をコンセプトに、背中の形状に着目し優しい座り心地を追及して、バックカーブアジャスト機構というオカムラ独自の機能を開発。
背もたれのカーブを簡単に調整ができ、体のサイズに関係なく誰でも椅子がフィットします。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ(ポリエステル)
・背もたれ:ハイバック
・機能:リクライニング機能・可動式アームレスト・可動式ヘッドレスト
Hbada 人間工学オフィスチェア
ゆったりとした昼休みを取りたい方は、Hbadaの人間工学オフィスチェアがおすすめ。人間工学に基づいて設計されたS字の背もたれは、背中の負担をサポート。さまざまな角度に稼働できる多機能ヘッドレスは、頭をしっかりと支えて首の負担を軽減してくれます。
背もたれとヘッドレスは座っている時にも活躍しますが、リクライニング機能を使用した時が最も効果を発揮します。背もたれを倒した時に、圧力を分散させるので、快適な昼寝が実現可能です。
・高さ調整 〇
・素材 メッシュ
・背もたれ ハイバック
・機能 リクライニング機能・多機能ヘッドレス・可動式アームレスト・フットレスト
タンスのゲン オフィスチェア
タンスのゲンのオフィスチェアは、アスリートのシューズなどに用いられる競技用メッシュを採用しているので、通気性が良く長時間座っていても蒸れることはありません。熱い季節でも快適にデスクワークをこなすことが可能です。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ
・背もたれ:ハイバック
・機能:ロッキング
アイリスプラザ オフィスチェア
価格を抑えたい方は、アイリスプラザのオフィスチェアがおすすめです。機能はありませんが、通気性に優れたメッシュを採用しており、シンプルなデザインで、どんなオフィスにも設置できます。サイズはコンパクトなので、テレワークで部屋に置いても邪魔になりません。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ
・背もたれ:ミドルバック
・機能:-
Hbada オフィスチェア
シンプルだけどデザイン的な椅子を探している方は、Hbadaのオフィスチェアがおすすめ。ペンギンをイメージして作成したデザインは、スッキリとした見た目で、部屋のインテリアに馴染みます。デザインだけでなく機能面も優秀です。
約120°まで倒れるロッキング機能と収納に便利な跳ね上げ式アームレストを搭載。機能面を重視したい方にもおすすめです。
・高さ調整:〇
・素材:メッシュ
・背もたれ:ミドルバック
・機能:ロッキング機能・跳ね上げ式アームレスト
Gtracing ゲーミングチェア
Gtracingのゲーミングチェアは、名前のとおりゲーム用の椅子。ゲーム用の椅子ですが、シンプルなカラーリングなので、テレワークでも活用できます。機能面は非常に優れており、無段階調整のリクライニング機能付き。簡単なレバー操作で約165°まで調節できます。
機能だけでなく座り心地も抜群。長時間座ることを想定して作られたハリのある座面は、硬すぎず柔らかすぎず、理想の弾力性を持っています。
・高さ調整:〇
・素材:レザー
・背もたれ:ハイバック
・機能:無段階リクライニング・可動式アームレスト
DEVAISE オフィスチェア
DEVAISEのオフィスチェアは、9cmの厚いクッションと跳ね上げ式アームレストが特徴のオフィスチェア。デスクワークを想定して採用した厚いクッションは、長時間座っていてもお尻が痛くなりません。
また、跳ね上げ式アームレストがあるので、収納にも便利。アームレストが邪魔で椅子が机に入らない事態は発生しません。
・高さ調整 〇
・素材 メッシュ
・背もたれ ハイバック
・機能 跳ね上げ式アームレスト・ロッキング機能
床を傷つけないためにもチェアマットも忘れずに
椅子を購入したなら床を傷つけないためにチェアマットも購入しましょう。チェアマットとは、床を傷つけないために引く椅子用のマットのこと。床を傷つけないためだけでなく、キャスターを動かした時の音も軽減してくれます。
滑らない床の場合、逆にキャスターがなめらかになるため、椅子の移動がスムーズになります。また、防水加工されたチェアマットを使用すれば、飲み物をこぼした場合、マットが床を保護してくれるので汚すことはありません。
テレワーク用の椅子を購入したなら一緒にチェアマットも購入することをおすすめします。
作業の負担を減らすためにも最適な椅子を選ぼう!
テレワーク用の椅子の選び方の解説とおすすめの椅子を10選紹介しました。仕事の負担を減らすためには、椅子選びは重要です。体に合っていない椅子を選んでは、疲労が蓄積し、肩や腰に負担が掛かります。
テレワークを行っている方、これからテレワークを行う方は、テレワーク用に椅子を購入してみてはいかがでしょうか。