新入社員が抱える悩みとは?仕事のミス・人間関係で悩んだ時の対処法も

新入社員が抱える悩みとは?仕事のミス・人間関係で悩んだ時の対処法も

新入社員が抱える悩みや対処法を解説!

友達と楽しく過ごした学生生活が終わると、社会人としての生活が始まります。社会人に希望や期待があるけれど、不安が多いという人も少なくありません。

本記事では、新入社員が抱える具体的な悩みをまとめました。仕事でミスをした時や、人間関係で悩んだ場合の対処法も紹介しているので、参考にしてください。

新入社員が悩みを抱えやすい時期

入社前の内定ブルー

内定をもらうと、学生は安心する反面、多くの学生が内定ブルーに悩まされます。内定ブルーとは、内定後に本当に内定をもらった会社で働いていけるのか、就職自体に不安を抱くこと

すべての学生が内定ブルーになるわけではありませんが、自分自身の判断に自信が持てなくなり、就職に関して悩み始めることが内定ブルーの原因となります。

内定ブルーにならないためには、OB訪問などを行い、会社の雰囲気や先輩社員の声を聞いておきましょう。会社によっては、不安がなくなるように、会社主催で内定者懇親会などを開催しています。

会社の研修が終わる5月頃

入社後、多くの企業で新入社員研修を行います。この新入社員研修が終わる、5月頃も新入社員が悩みを抱えやすい時期のひとつ。

配属が決まると、本当に配属先で仕事をやっていけるのか悩んだり、想像以上の激務に心身ともに疲れてしまうことも

また、希望の部署に配属されないなど、モチベーションが下がり、仕事内容自体に悩みを抱えることもあります。この時期は、研修と実務の違いに耐え切れず、早々に退職を選ぶ新入社員も少なくありません。

新入社員が抱える悩み

悩み①ビジネスマナーが分からない

新入社員は、学生との違いを学ぶためにも、まずはビジネスマナーを身に付ける必要があります。ビジネスマナーとは、敬語やメールの書き方、名刺交換など実務に入るまでの、基本的なマナーを指します。

社会人になるまでは、名刺交換などをする機会もなく、初めてビジネスマナーを学ぶ新入社員も少なくありません。また、ビジネスマナーを学んでも、実務の中で使い方に悩むことも。

ご苦労様と言ってよいのか、メールの返信の文面は間違いないかなど、不安に感じることも多いです。ビジネスマナーは実際に使っていくうちに覚えていきますが、新入社員にとっては不安要素のひとつになります

悩み②人間関係の不安

同僚や上司と良い関係を築けるかといった、人間関係に不安を感じる新入社員は多いです。学生の頃は、年齢の近い人と関わることがほとんどですが、社会人になると、年齢は関係ありません

上司とどのような話をすれば良いか悩み、うまく会話できないことも。初めは、仕事の内容など疑問から入り、関係を築くことも可能です。仕事をこなしていくうちに、自然と上司ともコミュニケーションが取れるようになります。

悩み③残業に関する不安

新入社員の抱える悩みで多いのが、残業に対する不安です。学生のころも授業が長引くことはありますが、数分程度。仕事となれば、そうはいきません。また、上司が仕事を続けているのに、自分だけ帰って良いのか、と悩む新入社員も多いです

悩み④私生活とのバランスや環境の変化への不安

最近の新入社員は、仕事よりプライベートを重視する傾向があります。仕事への負担が増えると、今まで楽しんでいたプライベートな時間がなくなることに不安を感じることも

新入社員は、仕事に関する悩みだけでなく、私生活とのバランスや環境の変化にも悩みを抱えます。親しい友人や恋人と会う時間が減ることで、不安を抱きます。

悩み⑤人によって教え方が違う

新入社員には、多くの先輩社員がビジネスマナーから業務に関する内容まで、さまざまなことを教えてくれます。しかし、同じ内容の質問でも人によって教え方や回答が異なることも。ここで、新入社員は今まで聞いていたことと違うと、新たな悩みを抱きます

悩み⑥仕事が覚えられない

社会人になると、覚えなければいけないことがたくさんあります。新入社員は、業務だけでなく、上司の名前や取引先の名前、電話対応など毎日さまざまなことを教えられます。

毎日、さまざまな情報を覚えなければいけないため、いっぱいいっぱいになることも。特に、新入社員は人間関係に悩みを抱くことが多いため、入社直後は仕事より人間に興味がいきがち。仕事がスムーズに頭に入らないと、悩みを抱える新入社員も少なくありません。

悩み⑦仕事上のミスが怖い

仕事上のミスが多い、またはミスが続くと仕事をすること自体が怖くなることも。最近は、親にすら怒られたことがないという人も少なくありません。滅多に怒られることのない新入社員は、仕事のミスを最も恐れます。

もちろん、ミスをしないことに越したことはありませんが、ミスをしなががらも成長ができます。しかし、ミスが怖くて、仕事ができないという悩みも多いです。

悩み⑧入社後のミスマッチ

入社後しばらく経ってから、入社後のミスマッチに悩む新入社員も。入社前は、あの先輩のようになりたい、この会社で頑張りたいといった、会社に対しても良いイメージを抱える人がほとんどです。また、アフターファイブを楽しみたいと考える新入社員も多いでしょう。

しかし、実際は激務でプライベートな時間すら確保できないといった、入社前のイメージとは全く異なることも。また、入社前にイメージしていた仕事とは違うということもあります。

新入社員が抱える悩みの対処法

対処法①事前にビジネスマナーの勉強をしておく

新入社員研修で実施することの多いビジネスマナーは、入社前に身についていなくても良いものとされています。しかし、ビジネスマナーに不安を感じる人は、事前にビジネスマナーの勉強をしておきましょう。

ビジネスマナーはネット上に、一通りの情報が掲載されているため、ネットだけでも勉強可能。また、大学の図書館を利用して、ビジネスマナーに関する書籍を読んでも良いでしょう。

実際、どのような場面でビジネスマナーが必要になるか知りたい場合は、大学の先輩を訪ねることも効果的です。リアルな情報を得ることで、ビジネスマナーに関する悩みを解消できます

対処法②積極的にコミュニケーションを取る

名前が覚えられない、どのような会話をすれば良いか思いつかないからといって、黙っていては悩みは解消されません。何を話しても会話が弾まないと、上司や同僚からの印象が悪くなることも。

積極的にコミュニケーションを取ることで、会話の中で名前を覚えられたり、共通の話題が見つかります。会話の内容は、数をこなすことで増えていきます。

また、コミュニケーションを積極的に取ることで、良い人間関係が築けます。良い人間関係を築くことで、仕事もしやすくなり、業務に対する悩みも相談しやすくなります

対処法③メモを取って復習する

仕事がなかなか頭に入らない場合は、メモをとることが大切。メモとして字で情報を残すことで、後から見返すことができ、復習ができます。 メモも取らずに、同じ質問を繰り返すと上司の仕事を中断させてしまいます。

仕事を教えている側も、メモを取っていると、仕事をしっかりと覚えようとしていると感じるため、好印象です

メモを取る際は、教えてもらったことだけでなく、教えてもらった内容で感じたことや、気を付けておくことを一緒に情報に残しておくと、実務の際に役立ちます。

対処法④ミスを怖がらずに行動する

社会人になると、ミスはよくあること。ミスを怖がっていると、仕事はできません。バリバリ仕事をこなしている人も、たくさんのミスや失敗を経験しています。失敗は成功の母とも言われているため、新入社員も怖がらずに仕事にチャレンジしてみましょう。

ミスを怖がらず仕事をすることも大切ですが、ミスを当たり前にしてはいけません。仕事をしているうちに、分からないことがあれば、その都度上司に確認し、ミスを事前に防ぐことも大切です。

分からないことをグレーにしたまま進めると、ミスや失敗に繋がります。分からないことを解決してから、仕事を進めていきましょう。

対処法⑤悪い事ばかりに目を向けないようにする

入社前とのギャップに悩む新入社員は、悪いことばかりに目を向けている傾向にあります。入社前とのギャップに悩みを抱えている新入社員は、思っていたよりも良かったことに目を向けてみましょう

悪いことに目を向けていると、ネガティブな気分になり、ギャップを乗り越えられないことも。明るい気持ちにするためにも、良い点を探してみましょう。

新入社員が抱える悩みを解決しよう!

社会人になると、誰しも1つは悩みや不安を抱きます。特に社会人になりたての新入社員は、人間関係や仕事内容など、さまざまな悩みを抱えます。悩みを解消するためにも、同僚や上司と積極的にコミュニケーションを取り、楽しい社会人生活をスタートさせましょう。

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