面接官の態度で合格か不合格かを見極めたい!
面接を受けていると、面接官が自分に興味を持っているか気になるところ。緊張する面接中も、面接官がどのような評価をしているか見極めることで、合格率をぐっと高められます。
本記事では、面接官の態度から合格、不合格を見極める方法を紹介します。態度が悪い面接官の特徴や対応方法についてもまとめているので、参考にしてください。
自分に興味を持っている面接官の態度
頻繁にメモを取っている
自分に興味を持っている面接官は、質問の解答に対する内容を頻繁にメモを取ります。面接官は、面接時に不合格と決められた人のメモを取る必要はありません。面接に参加する人事関係者や管理職はわずかです。
面接担当者は、面接時にとったメモを面接に参加していない役員や人事担当者に伝えます。自分に興味を持っている面接官こそ、多くの情報をメモに残します。メモを取る場面が多い場合、自分に興味を持っていると考えても良いでしょう。
細かく質問をしてくる
自分に対して細かい質問をしてくる場合も、自分に興味を持っていると考えられます。面接には、決められた質問がある程度ありますが、自分の解答した内容をさらに掘り下げて質問をされることも。細かく質問されるということは、当然、自分に興味があるからです。
しかし、面接官が掘り下げた質問をしているにもかかわらず、上手く解答できないと、マイナスなイメージを持たれてしまうことも。基本的な面接の質問に対する解答だけでなく、掘り下げた質問に対する解答も準備しておきましょう。
また、どのような質問がくるか想定しておくことも大切。想定できる質問をシミュレーションしておくことで、細部まで質問された時も、面接官が求める解答ができます。
目を見て話を聞いてくれている
目を見て話しを聞いているかどうかも、面接官がどれくらい興味を持っているか測ることができます。書類ばかりを見て、質問したり話している時は注意が必要。人は、興味のある人を見て話します。興味がなくなると、視線が逸れてしまいます。
それは、面接中も同じで、面接官が興味を持った場合は、じっと目を見て話してくれます。面接官となかなか目が合わない場合でも、自分の視線を面接官から逸らさないようにしましょう。
面接官の質問内容から見る合否の傾向
適性に関する言及がある場合
面接中のやり取りの中で、あなたの能力はこの仕事や部署で活かせる、この能力をこの部署で伸ばしていきたいなどといった、適正に関する言及がある場合は良い傾向といえます。面接中の会話で、このような発言を引き出せると、かなり好感触。
面接官も面接中に不合格と決めた場合、このような期待させる言葉をかけることはありません。自分の能力に関する話題がでたときは、能力についてさらにアピールできる解答を用意しておきましょう。
社風に関する言及がある場合
面接中に、社風について質問する人も多いですが、面接官の方から社風に関する言及がある場合は好感触。うちの会社には、このような人が多いですがやっていけそうですか、などといった会話があることも。
不合格にする予定の人に、社風の話をする面接官は少ないです。この質問は、社風に合わせてこの会社で働けるかどうかを見極めています。この質問では、ネガティブな発言は控えて、前向きな回答ができるようにしましょう。
スムーズに会話ができている場合
面接では、質問に対する答えだけでなく態度や見た目をチェックしています。また、会話がスムーズにできているかという部分も見ています。
面接中は、面接官に質問されて自分が答えるシーンがほとんど。面接官は、言葉のキャッチボールができているかを意識しています。
質問には答えつつ、自分自身のアピールをすることも重要。アピールがしたいからといって、的外れな解答にならないように注意が必要です。
面接時間が予定よりも長引いている場合
面接時間が予定よりも長引いている場合は、面接官が自分に興味を持っているかもしれません。
当たり前のことですが、不合格と決めている人に対して面接の予定時間を超えてまで、会話をすることはありません。1日のうちに何件も面接を入れている場合は、面接時間をオーバーすると、次の面接時間がずれてしまいます。
しかし、面接官は合格させても良いと考える人に対しては、いろいろな話を聞きたいと考えています。
そのため、予定の質問よりも質問数が増え、時間が超過することも。面接時間がのびるということは、自分をアピールする機会も増えます。チャンスととらえて、しっかりと自分をアピールしましょう。
話が盛り上がっている場合
面接中に話が盛り上がる場合も好感触。面接中は、業務の話だけでなくプライベートの話がでることも。
業務のことだけでなく、プライベートの話で盛り上がった場合も好感触といえます。仕事の話や能力について話すことを目的とした面接ですが、プライベートな話題をする場合は、業務レベルを満たしていると判断されていることも。
また、話が盛り上がるということは面接官が自分に興味を持っている証拠にもなります。面接官ということを忘れて話しすぎず、謙虚に会話を楽しみましょう。
入社後や他社の選考状況に関する話が出た場合
将来を想定した話題が出た場合も好感触。入社後どのような仕事をしたいか、どの部署が気になるかなどの話題は、面接官も採用後を想定して質問しています。このような質問は、入社後のビジョンを具体的にイメージして回答することが重要です。
また、他社の選考状況に関する質問が出る場合も、非常に良い兆候といえます。この質問は、合格ラインに達している人を他社に取られないように、探りをいれています。
態度が悪い面接官の特徴
特徴①連絡に対する意識が低い
態度が悪い面接官の特徴として、連絡に対する意識が低いということが挙げられます。面接の日時がギリギリまで決まらず、自分の意見を無視して面接予定を決められたり、面接後になかなか連絡がこないといったケースも。
連絡に対する意識が低い会社は、激務で採用活動に手が回っていないということも考えられます。管理体制が甘い場合もあるため、注意が必要です。
特徴②横柄な態度を取る
会社によっては、応募者を見下すような態度をとる面接官も存在します。このような態度の面接官がいる会社は、部下の意見を尊重せずに見下す傾向があります。応募者から見ると、会社の雰囲気は面接官の振る舞いや顔つきからしかイメージできません。
今後の会社に必要な人材を採用する、重要な機会に態度の悪い面接官が採用されている会社は、会社自体に問題がある場合もあります。
特徴③不適切な質問をされる
面接では、業務や能力について、質問を受けることがほとんど。しかし、態度の悪い面接官は、平気で不適切な質問を行います。
例えば、恋人の有無や家族の仕事などが挙げられます。プライベートな会話のため、気にしない人も少なくありませんが、面接ではタブーの質問と言えます。
特徴④見た目への気遣いがない
応募者は、失礼のないように身だしなみに気をつけている人がほとんど。しかし、面接官がジャージなどできた場合は、応募者を見下していることも。また、服装だけでなく髪型が整っていない場合は、激務で身だしなみを整えられないと考えられます。
態度が悪い面接官への対応法
対応法①冷静な対応をする
面接官の態度が悪い場合、冷静に対応しましょう。面接官が常にイライラしている場合は、この人は冷静になれない人だと、自分が冷静な気持ちになって対応してください。
対応法②明るい態度で臨む
面接官の態度が悪く、面接会場の空気が暗い場合は明るい態度で臨んでください。明るい対応で深いに思う人は、少ないです。明るくポジティブな態度で臨むことで、面接のペースを自分のものにできることもあります。
対応法③面接後に辞退する
面接官の態度が悪く、一緒に働けないと感じた場合は面接後に辞退の連絡をすることも可能。しかし、面接官1人の態度が悪いからといって、すぐに辞退してしまっては勿体ないです。
何度か面接をし、すべての面接官の態度が悪い場合は辞退をおすすめしますが、1人だけの場合は入社後、他の人とは上手くやっていけるか考えてから判断しましょう。
対応法④エージェントから情報を貰う
面接前にエージェントから情報ももらうことも有効的。面接の雰囲気や社内の人事部の雰囲気をエージェントから聞いておくことで、態度の悪い面接官へ柔軟に対応できます。
面接官の態度から合否を判断しよう!
面接官の態度から、合格や不合格を見極める方法について、詳しく解説しました。面接の合否は、面接中の質問内容から判断することも可能です。態度の悪い面接官に遭遇した場合は、本記事で紹介した対応方法を参考にしてください。