忘年会の意味や出し物のおすすめアイデアを紹介!
年末の恒例行事となっている忘年会ですが、忘年会という言葉の意味や起源はどこにあるのでしょうか。この記事では、忘年会の意味や由来、目的について解説します。
また、忘年会を盛り上げるためのおすすめのアイデアや、二次会向きの出し物も紹介しています。忘年会の幹事の方や、乾杯の挨拶をする方、出し物に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
忘年会の意味と目的
ここでは、忘年会の本来の意味や由来は何なのか、また、忘年会の目的について、詳しく解説していきます。
意味①「年忘れ」という行事に由来する
忘年会の由来となったのは、鎌倉時代の「年忘れ」という行事であるといわれています。当時は、現在のようにお酒を飲んで盛り上がる会ではなく、貴族や武士が連歌を詠み合う、厳かな年中行事でした。
江戸時代になると、庶民の間で一年の苦労をねぎらうために、盃を酌み交わすようになりました。一方で武士は、忘年会ではなく、新年に新たな気持ちで忠誠を誓う新年会を重視していたのだそうです。
意味②年末の恒例行事になったのは明治時代
忘年会が現在のように年末の恒例行事になったのは、明治時代のようです。年末に里帰りをしなかった学生や、ボーナスが出た官僚たちが集まって飲みに出かけたことが、忘年会として定着していったようです。
忘年会の語源については、夏目漱石の「吾輩は猫である」だとされています。この小説のなかで「忘年会」という言葉が使われています。また、中国の「忘年」を、日本独自の解釈で、一年間の苦労を忘れるという意味としたのでは、という説もあります。
目的①会社の忘年会の場合
会社で行われる忘年会には、社内で行われる忘年会と、取引先の接待を目的として行われる忘年会があります。
社内で行われる忘年会の目的は、「社員の一年の苦労をねぎらうこと」です。このため、乾杯の挨拶などで、「皆さん、一年間おつかれさまでした。」などと上司から部下をねぎらうような言葉もあることでしょう。
一方、取引先への接待の忘年会は、今年のお付き合いへの感謝と、来年も引き続きお付き合いをお願いしますと挨拶をすることが目的です。
このため、乾杯の挨拶では、「○○社様の今後の発展を祈願しますとともに、今後もかわらぬおつきあいをお願いします」というようなことが述べられます。
目的②友人との忘年会の場合
友人や仲の良いグループなどで行う忘年会は、まさに一年の苦労を忘れる「お疲れ様会」のような意味合いが多いでしょう。年末に帰郷して、地元の友人と旧交を温めるというような目的で、忘年会が行われることもあります。
忘年会の出し物におすすめのアイデア
うまい棒ソムリエ
目隠しをしてうまい棒を食べてもらい、味を当てるゲームです。参加者には、アイマスクをして、鼻に洗濯ばさみを付けて、テイスティングしながら、味の感想を言ってもらいましょう。
答えを発表して、なぜその味だと思ったのか、理由を言ってもらうと盛り上がります。簡単に出来るので、二次会を盛り上げるのにもおすすめです。
片足でロープ相撲
片足で向かい合ってロープを引き合い、先に足を付いた方が負けというゲームです。40~50センチのロープを2本用意しましょう。片手に1本づつロープを持ち合い、片足で立ってロープを引きあい、先に足を付いた方が負けになります。
ロープがあれば簡単に出来て、盛り上がるゲームです。ついつい力が入ってしまうこともあるので、怪我をしないようにまわりに座布団などを敷いておくと安心です。
目隠しドリンク
飲み物が入ったグラスに、輪ゴムで位置を決め、目隠しをしてストローでドリンクを飲んで、一番決めた位置に近かった人が勝ちというゲームです。
まず、飲み物のグラスに輪ゴムをはめて位置を決めます。参加者はアイマスクをして、輪ゴムの位置だと思うところまでストローで飲み物を飲みます。一斉にアイマスクを外して、輪ゴムの位置に一番近かった人が勝ちになります。
アイマスクを、変顔などが描いてあるものにするとさらに盛り上がります。広い場所がなくてもできるので、二次会などでもおすすめです。
忘年会の本来の意味を知っておこう!
本来の厳かな意味の行事から時代を経て、現在の年忘れの会へと変化した忘年会。現在行われる接待や慰労など、目的はさまざまです。その本来の意味や目的を知って、皆が気持ちよく参加できる会を企画してください。また、気軽にできる忘年会の出し物におすすめのアイデアで忘年会を盛り上げて、楽しく一年を締めくくりましょう。