レンタルオフィスのメリット・デメリットは?選ぶ時のポイントも紹介!

レンタルオフィスのメリット・デメリットは?選ぶ時のポイントも紹介!
目次

レンタルオフィスのメリットやデメリットを知りたい!

本記事では、レンタルオフィスのメリットやデメリットについて紹介します。ビジネスを始めたいけど、固定費をあまりかけたくない人は、レンタルオフィスがおすすめです。レンタルオフィスは法人はもちろん、個人での利用も可能です。

レンタルオフィスを選ぶ際のポイントや、おすすめの業種なども掲載しているので、参考にしてください。

レンタルオフィスとは?

まずは、レンタルオフィスについて紹介します。レンタルオフィスは、法人だけではなく、個人でも借りられるオフィスです。また、個室もあるので、静かな部屋で作業したい人にもおすすめです。

個人や法人に関わらず気軽に借りられるオフィスのこと

レンタルオフィスは、法人や個人に関わらず、気軽にオフィスを借りられるサービスです。ビジネスでオフィスを構える時は、建物の管理者と賃貸契約を交わします。一方レンタルオフィスは、貸出をしている運営会社と契約して使用します。

管理者と自分で賃貸契約を結ぶのか、運営会社と契約を結んで利用するのかの違いです。自分で賃貸契約を結ばないので、安い料金スムーズに利用が可能です。

レンタルオフィスの歴史

レンタルオフィスは、1980年代に日本で始まりました。当時は、様々な名前で呼ばれていましたが、オフィスの貸し出しは行われていました。バブル期に入った日本は、経済の勢いと共にレンタルオフィスの需要が増え、利用者が増加しています。

しかし、1990年代にバブル期が崩壊し、経済に活気がなくなり、オフィスを借りる人が減りました。その後、2000年代にIT革命が起こり、東京をはじめ、全国で働き方が多様化します。そして現在では、民間の企業だけではなく、自治体なども貸し出しオフィスのビジネスを始めています。

レンタルオフィスがおすすめの業種

レンタルオフィスは個人で利用する人も多いため、行政書士や弁護士など、信用力が問われる業種におすすめです。個室スペースがあるオフィスは、事業所としても使えるので、安い値段で開業が可能です。

さらに、インターネット環境が整っている貸し出しオフィスは、評判が良く、派遣業やIT企業などに人気があります。また、外資系の企業やベンチャー企業も、固定費削減のため、レンタルオフィスからスタートしているケースもあります。

レンタルオフィスと他の場所との違い

次は、レンタルオフィスと他の場所との違いを紹介します。レンタルオフィスは、個人で利用する人も多く、値段が安いです。バーチャルオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィスとの違いを見ていきましょう。

バーチャルオフィスとの違い

バーチャルオフィスは、実際にオフィスを構えるのではなく、住所だけを借りるサービスです。主に荷物の受け取りや転送、法人登記など個人が利用する際に使います。ただし、専用の個室スペースは無いので注意しましょう。個人利用で個室を必要としない業種や、業務が外の企業におすすめです。

しかし、オプションサービスで共有の会議室や、コワーキングスペースなどが利用できる場所もあるので、ホームページで確認しましょう。

コワーキングスペースとの違い

コワーキングスペースは、フリーアドレスを複数の人達とシェアをするサービスです。コワーキングとは、個人事業者や在宅ワークの社員が、自由な場所で働く事です。コワーキングスペースはオプションサービスで、フリーアドレスではなく、安い値段で固定デスクが利用できる場所もあります。

また、利用料金が時間制で、個室や会議室を使えるサービスもあります。コワーキングスペースの利用形態は場所によって様々なので、ホームページで必ず確認しましょう。

シェアオフィスとの違い

シェアオフィスは、1つのスペースを複数の利用者と共有するサービスです。シェアオフィスはレンタルオフィスとは違い、専用スペースがありません。また、同じスペースであれば、フリーアドレスで利用が可能です。

個人利用で集中したい人には不向きですが、安い値段で仕事を利用したい人にはおすすめです。

レンタルオフィスを利用するメリット

次は、レンタルオフィスを利用する場合のメリットについて紹介します。 レンタルオフィスのメリットを8つにまとめました 。レンタルのオフィスを利用すると、安い料金でビジネスが始められます。また、個室があるので、オフィスの引っ越しが簡単です。

メリット①すぐにビジネスを始めることができる

レンタルオフィスを利用すると、ビジネスをすぐに始める事ができます。自分でオフィスを借りると備品や登録の手続きなど、時間がかかります。しかし、レンタルのオフィスはコピー機やデスク、備品やインターネット環境が整っているので、早く開業できるでしょう

メリット②オフィス内での引越しが簡単にできる

レンタルオフィスは、オフィス内の引っ越しが簡単にできます。従業員が増えると、オフィスが狭くなり、引っ越す企業が多いです。レンタルオフィスは、同じ建物内で人数に合わせた場所を提供してくれます。移動が少なく、住所変更の手間が省けるので、気軽に利用できます。

メリット③料金が安い

レンタルオフィスは、安い料金で利用ができます。オフィスを賃貸契約する場合、家賃や光熱費、パソコンなどの設備費用など初期費用がかかります。しかし、レンタルオフィスは、光熱費が賃貸料に含まれている場合が多いです

また、コピー機やデスク、備品やインターネット環境が整っているので、個人でビジネスを始める人にもおすすめです。

メリット④必要な部分だけグレードアップすることができる

レンタルオフィスは、利用している状況に合わせて、グレードアップする事ができます。レンタルオフィスは、値段が安く、誰でも利用可能です。また、レンタルオフィスを使用している際に、欲しいサービスが出てきたら、状況に応じてオプションが付けられます

例として、法人登記や電話代行、会議室の利用や郵便物の転送などがあります。簡単にオプションが付けられるので、活用しましょう。

メリット⑤法人登記ができる

レンタルオフィスは、法人登記ができます。ビジネスを始めるにあたって、オフィスの住所はとても大切です。レンタルオフィスは、住所登録ができるので、会社の信用度アップに繋がります。しかし、法人登記が出来ないレンタルオフィスもあるので、ホームページや電話などで事前に確認しましょう。

メリット⑥好立地な場所が多い

レンタルオフィスは、立地が良いところに構えているケースが多いです。駅の近くに構えているため、通いやすく、一般的な賃貸契約より安い値段で利用できます。通いやすさも大きなポイントですが、都心など立地が良い場所にオフィスを構えると、取引先の会社との信用アップに繋がります。

メリット⑦短期間の利用が可能

レンタルオフィスは、短期間の利用ができるので、気軽に契約ができます。一般的な賃貸契約は、2年ですが、レンタルオフィスの場合、数か月単位で契約が可能です。そのため、ビジネスを始めて、従業員が増えた場合でも、数か月単位での契約なので、すぐに引っ越しができます。

ビジネスが大きくなるまでの間だけ、レンタルオフィスを利用する人が多いです。

メリット⑧特定の職種に必要な許認可が取れることもある

レンタルオフィスは、特定の職種に必要な許認可が取れる場合もあります。許認可の条件は業種ごとに異なるため、レンタルオフィスによっては、申請が通らない事もあります。許認可が必要な業種でレンタルオフィスを借りる際は、ホームページや電話などで事前に調べておきましょう。

レンタルオフィスを利用するデメリット

次は、レンタルオフィスを利用する際のデメリットについて紹介します。レンタルオフィスのデメリットを6つにまとめました。

デメリット①プライバシーに不安がある

レンタルオフィスはプライバシーに少し不安があります。レンタルオフィスでは、一般的に個室と半個室があります。個室は空間が閉鎖されているので、プライバシーの心配がありません。しかし、半個室の場合、部分的に仕切られているだけなので、来客や電話対応時の話し声が聞こえます

話し声が周りに聞こえやすい事を、頭に入れておくと良いでしょう。

デメリット②内装や設備の自由度が低い

レンタルオフィスは、設備や内装が整っているため、自由度が低いです。レンタルオフィスは、事前に用意されている設備や空間をすぐに使えるのがメリットです。そのため、自分好みに合わせた備品や壁紙などに変更する事ができません

しかし、中には少しの改装などが可能な場所もあるので、気になる人は連絡しましょう。

デメリット③オプションで料金が高くなることがある

レンタルオフィスは安い値段で借りられますが、オプションを付けすぎると料金が高くなる場合があるので、注意しましょう。実際に契約して利用した時に、欲しいサービスがオプションだったケースもあります。欲しいサービスが、通常料金なのか、オプションなのかをしっかり確認しましょう。

デメリット④運営会社によっては使えないことがある

レンタルオフィスは、運営会社によって使えない場合があります。レンタルオフィスの売り上げが悪く、運営していくのが難しい場合は、利用できなくなるケースもあります。その場合、企業の住所がなくなり、他の場所に移転しなくてはいけません。

それを避けるためにも、レンタルオフィスの評判や利用者数を確認してから選ぶようにしましょう。

デメリット⑤業種によっては利用頻度が減ることがある

レンタルオフィスは、業種によっては利用する頻度が減る場合があります。営業の場合、立ち上げ時は電話中心のため、オフィスにいる頻度が高いです。しかし、ビジネスが軌道に乗ると、外に出る事が多くなるため、オフィスの利用頻度が減ります

ただし、クリエイター系の業種の場合、オフィスで仕事をするケースが多いので、レンタルオフィスの利用頻度はあまり変わりません。

デメリット⑥共有スペースは予約制が多い

レンタルオフィスの共有スペースは予約制の場合が多いです。レンタルオフィスは、個人スペースの他にも、会議室なども共有スペースなので、予約が必要です。また、会議室を使う企業が多いと、自分の使いたい時間に予約が取れない場合があります。

共有スペースをよく使う場合は、事前に確認しましょう。

レンタルオフィスを選ぶ時のポイント

次は、レンタルオフィスを選ぶ時のポイントを紹介します。レンタルオフィスは、値段が安いですが、どのサービスが料金に含まれているのかを確認しましょう。また、部屋のタイプやセキュリティ、立地条件など様々なポイントがあります。

ポイント①料金に含まれているサービスで選ぶ

レンタルオフィスを選ぶ際は、欲しいサービスが料金に含まれているかを確認しましょう。レンタルオフィスを選ぶ時は、「料金内にサービスが入っているか」の確認が必要です。また、オプションの場合は、「追加料金はいくらか」を必ず確認しましょう。

ポイント②部屋のタイプで選ぶ

レンタルオフィスを選ぶ際は、部屋のタイプで決めるのも良いでしょう。レンタルオフィスには、仕切りだけ付いている「半個室」や完全に閉鎖されている「個室」があります。話し声を聞かれたくない場合は、どのくらい防音効果があるのかも確認しましょう。

ポイント③セキュリティの厳重さで選ぶ

レンタルオフィスを選ぶ時は、セキュリティの厳重さを確認しましょう。セキュリティはオフィスによって異なります。2重のセキュリティシステムを導入している場所や、4重ロックの場所もあります。レンタルオフィスは出入りが激しいので、セキュリティは重要です。

ポイント④立地の良さで選ぶ

レンタルオフィスを選ぶ際は、立地の良さも確認しましょう。駅からオフィスまでの距離が短いと、業務の効率が上がります。そして、立地がよい場所にオフィスを構えると、信用度もアップします。

レンタルオフィスを有効活用しよう!

レンタルオフィスは、初期費用を抑えられ、効率よく業務を始められます。値段が安いので、法人はもちろん、個人も利用する事が可能です。また、駅に近いところにレンタルオフィスがあるので、取引先の人に信用されやすいです。

さらに、自分が必要なサービスをオプションで付けられるため、自身は業務に集中できます。レンタルオフィスでコスト削減して、業務の効率化を図りましょう。

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