間接部門の役割や存在意義は?生産性を上げるための課題も解説!

間接部門の役割や存在意義は?生産性を上げるための課題も解説!

間接部門の役割や存在意義を知りたい!

企業には、「直接部門」「間接部門」と大きくの2つのカテゴリーに分かれています。しかし、この2つの違いについてよく理解できない、どの業務が直接部門で間接部門なの判断がつかないなど、会社の中でどういった役割を果たすのか見え難い部門でもあります。

なかには、「間接」という言葉に惑わされて必要のない部門ではないかと思う人もいます。そんな直接部門と同様に重要な役目を果たす間接部門の役割、その必要性を紹介していきます。企業における間接部門の重要性を確認していきましょう。

間接部門とは?

間接部門の言葉の意味

間接部門は、企業の業績(売上・利益)に間接的に影響を与える部門のことを指します。管理部門やバックオフィスと呼ばれていており、会社の業績に影響のある直接部門を多方面でサポートする部門です。

間接部門として分類されるのは、人事や総務、経理、法務、情報システム、カスタマーサポートなどが該当します。各部門の役割については後程紹介していきます。

直接部門との違い

直接部門は、企業の利益に直接影響を与える、営業、開発、製造といった部門を指します。そのため、目標設定の方法がわかりやすく会社の経営状況にも直結するので直接部門は花形業務と言われます。

逆に、間接部門の業務は企業の業績に直結しません。ですが、直接部門は間接部門がないと稼働するのが難しいため、間接部門は屋台骨と称されることが多いです。

直間比率の目安

直間比率とは、直接部門と間接部門に従事する従業員の比率を指します。企業により取り扱うサービスや商品が変わるため目安が異なります。目安の一つとして、直接部門と間接部門の直間比率は7:3~9:1になっているとバランスが良いとされています。

間接部門の主な役割

間接部門の役割①人事部門の場合

役割一つに人事部門があります。人事部門の役割は、企業を形成する人的資源を管理することです。主な活動内容として、社員の採用活動・人事評価制度の策定・給与形態の策定を通じて、企業・組織を活性化させていくために必要な施策や環境づくりを行っていきます。

間接部門の役割②総務や法務部門の場合

総務部門は、福利厚生の整備、備品・建物の管理など、従業員が快適に働くことができる労働環境づくりを行います。

法務部門は、他社との契約書の作成やコンプライアンスや、長時間労働や業務中の事故や病気による労災問題、企業間トラブルなど、社内・社外の双方で法的な取り扱いが必要な案件を業務として行っています。

間接部門の役割③経理部門の場合

経理部門は、日々動き続ける会社のお金の管理を行います。従業員の給与計算、経費の精算、銀行への入出金、資金調達、決算書の作成など企業運営に必要な役割を果たします。

間接部門の役割④情報システム部門の場合

IT技術の発展によりPC関連機器は、業務ツールにおいて必要不可欠な存在となりました。更なる業務の効率化や最適化を目指し、情報システムの統合や導入・管理が進めていくのが情報システム部門の役割です。昨今は、AIやIoT、テレワークなどの導入が増えているため、重要度が増している部門です。

間接部門の存在意義

企業経営を支える基盤となっている

企業を運営するには、売上や利益などの会社の業績を生み出すために、直接部門が商品を開発・生産・販売を行っていきます。この業績を高めていくためのサポートを行うのが間接部門です。間接部門が資金の管理・調達をしっかりとしておかないと、企業の経済活動が出来ません。

他にも、締結する契約書の不備チェックや、従業員が快適に働くための環境を整えていくなど、企業経営を支える基盤を間接部門が担います。しばし、間接部門はいらない部門という意見もありますが、間接部門のおかげで円滑な運営を可能にしています。

顧客満足度の向上に欠かせない存在となっている

売上や利益など企業の業績を上げるためには、顧客満足度の向上にも欠かせない存在です。なぜなら、高品質低価格なモノを販売しても、それに付随するサービス・対応などの付加価値もないと顧客満足度が上がりません。

仮に、魅力的な付加価値を付けても、品質が付随していないと、顧客の満足度は上がることはないでしょう。そうした場合に、提供する商品に対してバランスが取れた付加価値を提案するのも、間接業務の重要な役目です。

業務の効率化やコスト削減にも必要不可欠

重要な役割として、挙げられるのが、業務の効率化やコスト削減など無駄と思われることを見つけ出し、積極的に省いていくことです。そういった無駄を省くことで、原価をおさえながら品質のよい商品を提供・販売することで売上アップに繋げます。

削減したコストは企業の利益になるため、結果的に企業の業績に直結します。このように、間接部門は、直接部門同様に企業にとって重要な部門です。

間接部門の主な現状

間接部門の現状①直接部門との対立

間接部門と直接部門は、自分たちの企業をより良いものにするために、日々業務の効率化につとめています。しかしながら、その提案ゆえに直接部門対立してしまうことも少なくありません。

例えば、公共交通機関を利用する場合、最短ルートより最安ルートで申請するなど、間接部門はコスト削減を重視する傾向があります。しかし、この提案を受け入れると直接部門にとっては効率が悪くなってしまう場合があるため、直接部門と対立しがちです。

間接部門の現状②生産性や評価が見えにくい

間接部門で難しいとされるのが評価です。営業、生産部門では、明確な目標数値が設定されることでそれに向かって働くことが出来ます。しかし、間接業務に従事している人の生産性は、日々同じような業務をこなしていくため、どれだけ会社に貢献しているのかという生産性や評価の判断が難しいです。

そのため、間接部門に勤める従業員のモチベーションを上げるための、評価の判断基準については、会社全体でしっかりと検討していく必要があります。

間接部門の現状③リストラの対象になりやすい

経営の危機に陥ったとき、コスト削減のためにリストラを行う企業は少なくありません。その際、人材を減らしても業務に影響がない部門から人を減らしていくケースが多くあります。

その際、ターゲットになりやすいのが、人材確保の優先順位が低い間接部門です。業務に直結しない業務内容が多く、リストラの対象に真っ先に挙げられる部門だと言えます。

間接部門の現状④企業改革の対象になりやすい

企業の取り巻く環境は常に変化していきます。最近では、AI・IoTなどが導入されることで、業務の合理化や最適化を図る企業が増えています。業務の最適化を図ることで改善できる業務が間接業務には多く該当するため、試験的な目的もあり企業改革の対象になりやすい面をもっています。

しかし、間接部門でのAI・IoT導入の試験が成功すれば、徐々に直接部門側にも無理なく導入することができ、企業全体の生産性を高めることができるでしょう。

間接部門の生産性を上げるための課題

間接部門の課題①目標やKPIの設定

生産性を上げるためには、目標やKPIの設定し直接部門同様に達成状況を実感することが出来ます。間接部門に携わる従業員が仕事の達成感を感じさせるだけでなく、間接業務でのミスを減らすことでより円滑に業務を進めることが出来ます。

間接部門の課題②業務効率の改善

業務改善として設定した目標数値を達成させるために、業務効率化ツールの導入を検討し、業務改善を試みる必要があります。業務効率化を目的としたツールは数多くあり、企業に適したツールを採用することで業務効率化を図り、生産性を高めていくことが大切です。

間接部門の課題③アウトソーシングの活用

間接部門の業務は日々定型的な業務をこなしていくことがほとんどです。そのため、外部委託しやすいアウトソーシングを活用することで、浮いた時間を採用・教育計画の策定や働きやすい環境づくりの構築など、コア業務に充てることが出来ます。

他にも、アウトソーシングを活用することで、コア業務を充実させるだけでなく、人材不足の解消や新たな設備の投資が不要によるコスト削減など企業全体の生産性を高めることが可能です。

間接部門の生産性を高めて企業の業績を向上させよう!

間接部門は、企業が運営するために必要な業務だけでなく、企業にとって必要不可欠な売上や利益に対してもしっかりとサポートする重要な部門です。

業績を上げて行くために直接部門をサポートすることで、間接業務に携わる従業員のモチベーションを上げていくことも可能です。そんな、間接部門をしっかりと活用して企業の業績アップに繋げていきましょう。

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