自宅教室にありがちなトラブルとは?対処法やおすすめの職種も紹介

自宅教室にありがちなトラブルとは?対処法やおすすめの職種も紹介

自宅教室で起きやすいトラブルや対処法を解説!

最近ブームになりつつある、自宅教室。自分の趣味や特技を活かして、自宅教室を開業したいと考えている人も多いでしょう。

本記事では、自宅教室で起こりやすいトラブルや、失敗しないための対処法を解説します。開業するメリットや、開業におすすめの業種も紹介しているので、参考にしてください。

自宅教室の主なメリット

メリット①通勤時間がかからない

1日10分の移動でも、3日通うだけで1時間もの通勤時間になります。自宅教室を開業した場合、通勤時間がかかりません。移動時間がかからなくなった分、教室の準備をしたり、掃除に時間を充てたりと時間に余裕も生まれます

移動時間がかからないということは、教室に必要な荷物も移動させる必要がなくなります。もちろん、自宅にあるもので教室を行うため、忘れ物することもありません。時間的な余裕だけでなく、肉体的にも負担が軽減されます。

メリット②家賃がかからない

自宅以外の場所で、教室を借りると家賃がかかります。自宅のローンを払っている人にとって、教室の家賃の支払いは経済的にも厳しいもの。スペースを借りると、家賃だけでなく初期費用もかかります。この家賃や初期費用を軽減できるのも、自宅教室のメリットのひとつ。

家賃分を教室運営に充てることも可能です。手元に残る金額が多くなるので、精神的にも余裕をもって、開業準備や運営ができるでしょう。

メリット③時間の都合がつく

自宅教室の場合、家族や自分の都合に合わせてレッスンの日程を決められます。個人経営の飲食店は、店を営業している時間帯は電気代などの費用が必要。お客さんが来るかわからない状態でも店を開けておく必要があります。

一方、自宅教室は、予約制や曜日や時間を固定して開催されることがほとんど。予約が入っていないときは、教室を閉めて家事や趣味の時間を楽しむことも可能です。

特に子育て中の人は、子供の学校行事や体調に合わせて、レッスンの日程を組めるため、時間の都合がつくということは、大きなメリットになるでしょう。

自宅教室にありがちなトラブルと対処法

トラブル①場所が分かりにくい

新興住宅地などに自宅がある場合、スマホのマップアプリでは表示されないことも。目印になるような建物がある場合は、その場所を目指してきてもらう方法もありますが、その建物自体見つからないこともあります。場所が分かりにくいと、レッスンの時間が遅れたり、他の人を待たせてしまいトラブルにつながります。

対処法

初めてレッスンを受講する人には、分かりにくい場所に自宅があることを、あらかじめ伝えておくことがベスト。レッスンに遅れないように、開始10分前にはお越しくださいと、一言添えておきましょう。また、目印となる場所を数か所見つけておくのもポイント。

レッスンの予約時に簡単な地図を送付しても良いでしょう。ホームページやブログに自宅までの地図を掲載するこtも可能ですが、不特定多数の人に特定されてしまうため、注意が必要です。

トラブル②看板が出せない

住んでいる地域によっては、教室の看板を出せないこともあります。また、看板自体は許可されているが、大きい看板は出していはいけないというルールや条例がある場合も。

看板があると、教室の場所の説明や、どのようなレッスンを行っているか一目でわかるため、集客につながります。しかし、地域のルールを破って看板を出すと、周辺の住民とトラブルになることも。地域のルールについては、市役所で確認しておきましょう。

対処法

看板が出せない場合も、集客は可能。実際に、看板を出していない自宅教室も多く、良い口コミが広がり、集客につながっているということも。地域のイベントに参加した際に、少しずつ地域の人に伝えることで集客できます。子供のママ友に伝えると、友達同士で参加してくれることも。

良い口コミを広げてもうらうためにも、レッスン内容は充実させる必要があります。参加してから、思っていた内容と違ったと思われないためにも、事前にどのようなことを行っているのか伝えておきましょう。

トラブル③駐車場が足りない

駐車場が足りなくなることも、自宅教室でよくあるトラブルのひとつ。生徒が増えてくると、この駐車場問題に頭を抱える人も少なくありません。駐車場が確保できないと、目当てのレッスンに生徒が参加できなくなることも。

近くに友人や両親の自宅がある場合は、駐車場を借りることも可能ですが、事故が起こった時に新たなトラブルが発生します。

近くに駅などがある場合は、コインパーキングを利用できますが、他にも利用者がいるため、絶対に停められるとは限りません。

対処法

あらかじめ、車を停められる台数の確認をしておくことがおすすめ。レッスンの予約が入った段階で、来場方法の確認を忘れずに行いましょう。車での来場者が多い場合は、月極駐車場の契約も検討する必要があります。月極駐車場を契約する場合、金額面でも実現可能か検討しましょう。

トラブル④部屋が汚れる

自宅は生活する空間でもあるため、過ごしていると部屋が汚れます。レッスン前には、生徒が気持ちよくレッスンを受けられるように、自宅を片付ける必要があります。レッスン後も部屋が汚れてしまうことがあるため、次は家族のために掃除が必要。

しっかりと片付けをしておかないと、生徒の作品を家族が触って壊してしまい、トラブルにつながることも。自宅は家族が生活する場所のため、自宅教室の運営によって、家族に負担がかからないように気をつけてください。

対処法

自宅教室を開講するごとに、大掛かりな掃除をしていては精神的、体力的にも負担がかかります。家族の負担にもならないように、簡単に片づけられるシステムを考えるのがポイント。子供でも片付けられるように、収納ボックスにラベルを付けたりするなど、工夫も必要です。

また、自宅教室で作品を作る場合は、毎回生徒に持ち帰ってもらったり、すぐに片づけられる収納ボックスを用意しておくこともおすすめ。少しでも負担が軽減できるように、簡単に片づけられるしくみを作ってください。

自宅教室の開業におすすめの職種

職種①料理教室

自宅教室の定番といえば、料理教室。料理教室といっても、パンやお菓子、おもてなし料理などジャンルはさまざま。大きなスペースで行う料理教室と違い、自宅のキッチンで行うため、失敗も減り、生徒も自宅で再現しやすいというメリットもあります

料理教室は昔から人気があり、レッスン内容がイメージしやすいことから、申し込みしてもらいやすい傾向にあります。自分の得意な料理から始められ、簡単に始められることも特徴。

食品を扱うため、自宅の掃除はしっかりと行う必要があります。また、食材は衛生面を考慮して、前日に仕入れるなど意識して行いましょう。

職種②音楽教室

音楽教室は、昔から人気がありますが、現在も人気の習い事のひとつになっています。特に、ピアノ教室は人気の習い事の上位に入っています。レッスンに人気のアニメの主題歌などを盛り込むことで、子供も楽しく参加できます。

子供をターゲットに自宅教室を開業する場合、スキルだけでなく、子供と接する時の言葉遣いにも注意が必要。分かりやすい言葉遣いはもちろん、子供がやる気を引き出せるような方法を常に考えてください。

職種③手芸教室

毎年新しいものが流行るハンドメイド。毎年新しい手法を用いたハンドメイド商品が誕生するため、初心者でも参入しやすい職種のひとつ。手芸が趣味の人は、趣味と一緒に仕事ができるため、楽しく自宅教室を運営できるのではないでしょうか。

初心者の多いレッスンに、上級者が参加すると、レッスン内容が物足りなく退屈に感じてしまうことも。ハンドメイドは生徒のスキルによって、クラスを分けるなど工夫も必要です。

また、編み物やパッチワークなど、いろいろなジャンルに手を出すのは失敗につながります。失敗しないためにも、最初はジャンルを絞ってレッスンを行いましょう。

職種④アロマテラピー教室

広いスペースが必要なく、テーブルさえあれば行えるアロマテラピー教室。アロマを使ったマッサージや、アロマを使ったコスメやインテリアを製作するなど、いろいろなレッスンが実施できます。まずは、1つのジャンルに絞って集客し、リピートしてもらえるように運営していく方法がおすすめ。

一度にいろいろなジャンルに手を出すと、失敗につながります。アロマテラピー教室はリラックスしてもらうために、部屋のインテリアにも注意が必要。特にマッサージを行う場合は、リラックスしてもらえるような環境を整えましょう。

自宅教室でよくあるトラブルや対処法を覚えておこう!

自宅教室でよくあるトラブルや、失敗しないための対処法を紹介しました。自宅教室を成功させるには、駐車場問題をや集客方法などさまざまな問題を解決していく必要があります。本記事の自宅教室でよくあるトラブルを覚えておき、自宅教室の運営に役立ててください。

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