勉強に適した環境作りの方法を詳しく紹介!
勉強に集中できない原因として、最初に考えられるのは学習環境です。環境や場所によって集中力が高まり、やる気アップにもつながります。
本記事では、勉強に適した環境の条件や、勉強する環境に適した場所をまとめました。集中力ややる気アップにつながる環境の作り方も紹介しているので、モチベーションが上がらない人や集中できない人は、参考にしてください。
勉強する環境に欠かせない条件
まずは、勉強する環境に欠かせない条件を紹介します。効率よく学習を進めるためには、環境作りも大切です。集中力が続かない人は、現在の環境と理想の環境で何が違うか確認してください。
条件①空調設備
快適な環境で、集中して学習を行うには空調設備は必要不可欠です。寒すぎる場所や暑すぎる場所は集中力が続かず、勉強のやる気もなくなってしまいます。とくに真夏や真冬は、暖房やストーブ、クーラーを活用して、学習しやすい環境を整えましょう。
しかし、部屋を暖めすぎたり、冷やしすぎたりすると、体調を崩してしまうことも。勉強に集中できる適温に設定してください。
条件②静かな場所
勉強に集中するためには、周囲が静かな環境がおすすめ。話し声がする場所や、テレビなどの音がする環境は、気が散ってしまい集中力が低下してしまうことも。
特に人の会話は、聞こえる場所に注意してください。聞いていないつもりでも、脳が会話を聞き取ろうとしてしまうため、自然と集中力が低下してしまいます。
条件③周りに気が散るようなものがない
周りにスマホやゲーム機、漫画などの誘惑するものがない環境作りが重要です。勉強の合間に少しだけと思い、手に取り始めると、気づけば数分経っていることも。モチベーションも下がってしまうため、視界に入る範囲だけでも、不要なものは片付けておいてください。
特にスマホは、近くに置いていなくても通知が来ると、気になるもの。勉強をしている間は、スマホの電源を切ったり、SNSの通知を切っておくことをおすすめします。
条件④通いやすい距離にある
自宅で集中できない場合、塾の自習室や施設の自習スペースを利用する人も少なくありません。移動に疲れて、学習意欲ななくならないようにするためにも、勉強場所は自宅や学校から近い場所がおすすめ。
移動時間が長いと、勉強する時間も少なくなります。環境の整った、通いやすい所を選んでください。
条件⑤休憩スペースがある
勉強の合間に、適度な休憩をはさむことで、効率もアップにつながります。勉強する場所に、適度な休憩スペースがある環境かどうかは重要なポイント。机でそのまま休憩することも可能ですが、気分転換にならず、ストレスを感じることも。
効率よく学習をするためにも、何も考えない時間が作れるようにしておきましょう。休憩スペースにゲーム機やテレビなどがあると、誘惑に負けて勉強を中断してしまうこともあるため、休憩スペース選びも重要です。休憩スペースのある環境を選んで、効率よく学習を進めてください。
勉強する環境に適した場所
次は、勉強する環境に適した場所を紹介します。自宅だけでなく、集中して学習に取り組める場所は、多数存在します。現在、学習に使用している場所が適した環境であるか、確認していきましょう。
場所①自分の部屋
自分の部屋がある場合、自室を利用するのが最も効率的。自分の部屋で勉強することで、周りの会話や物音を気にせず、集中して取り組めます。また、必要な筆記用具や道具もすべてそろっているため、効率アップにもつながります。
自宅は、移動する必要もないため、時間の有効活用も可能。しかし、自宅は誘惑が多いため、注意も必要です。自分の部屋から漫画やゲーム機を移動させることは難しいという人でも、机の上には、勉強に必要なものだけを置くようにしましょう。
場所②自宅のリビング
自分の部屋に誘惑するものがたくさんあって片付けられない人は、自宅のリビングもおすすめ。リビングはテレビがついていたり、家族の会話が聞こえたりと集中できない環境でもあります。
しかし、家族に見られていると、ほどよい緊張感を感じながら勉強できます。リビングは机が広々していることもあり、勉強道具を広げて、集中して取り組めます。もちろん、自宅のため、いつでも勉強をスタートできるというメリットも。
場所③図書館
静かな環境で勉強したい人は、図書館がおすすめ。図書館は静かに読書を楽しむ人や、同じように自習している人が多いです。そのため、静かな環境で周囲に溶け込んで勉強できます。周りに集中して勉強している人がいることで、モチベーションのアップにつながります。
図書館は、何時間利用しても無料のため金銭的にも安心。図書館は利用できる時間や休館日もあるため、利用する際は注意してください。
場所④自習室
学校や塾、予備校の自習室も環境が整っているため、おすすめ。自習室は勉強するための場所なので、自然とやる気アップにつながります。自習室には、参考書など勉強に必要なものもそろっています。
わからない問題がある場合も、参考書で調べたり、先生や講師に質問可能です。緊張感の漂う、静かな環境で勉強したい人は、自習室を利用しましょう。
場所⑤カフェなどの飲食店
友達と一緒に勉強した場合や、コーヒーを飲みながら勉強したい人は、カフェやファミレスなどの飲食店がおすすめ。空いている時間は比較的長時間利用できますが、混雑している場合に勉強すると、店に迷惑がかかることも。また、他のお客さんの会話が聞こえるため、集中力を削ぐことになります。
最近は、勉強目的で利用できる、カフェなどもあります。静かな場所で勉強したい人は、勉強カフェを利用しても良いでしょう。
場所⑥コンビニのイートインコーナー
低コストで勉強したい人は、コンビニのイートインコーナーも利用できます。コーヒーや軽食を購入できることも、イートインコーナーで勉強するメリット。イートインコーナーは、座席数が限られているため、長時間の勉強には向いていません。
空いているからといって長時間利用していると、注意を受けることも。短い時間に集中して勉強したい場合に、おすすめです。
場所⑦通勤時間や公園
通勤時間に勉強することで、時間の有効活用にもなります。また、移動中は景色も変わり、脳に新鮮な刺激が加わります。そのため、同じ場所で勉強した場合よりも記憶力がアップすることも。毎日の通勤、通学時間を有効に活用してください。
また、緑の多い静かな公園も勉強に最適です。緑の多い木々や葉っぱからは、脳にプラスとなる成分が分泌されています。視界が開けることで、柔軟な思考力も得られるでしょう。
勉強に適した環境作りの方法【部屋】
方法①窓環境を整える
自宅で勉強を効率よく行うには、ルーティン作りが重要。窓環境を整えることがポイントです。規則正しい生活を送ることで、勉強のやる気や集中力をアップにつながります。なるべく毎日決まった時間に起床して、朝日を浴びましょう。
規則正しい生活を送るために、窓に取り付けるカーテン選びも大切。朝日を浴びて起床できるように、遮光等級が低く、色が薄いカーテンを選びましょう。
遮光等級の高いカーテンは、朝日を遮ってしまい、部屋の中が暗くなってしまいます。また、カーテンの色は青と緑の中間色がおすすめ。青と緑の中間色は、集中力を高めてくれる色です。
一方、赤やピンク系の色は、知能指数を下げてしまうとも言われています。小物は、赤やピンクでも問題ありませんが、広い面積を占めるカーテンの色は、青系を選びましょう。まずは、窓環境を整えて、生活リズムから見直してください。
方法②勉強場所と寝室を分ける
ベットのある部屋は、勉強のやる気を削ぐ原因のひとつ。ベットで休憩していたが、気づけば数時間経っていた、ということも少なくありません。ベットと勉強場所は、別々にしておくことがおすすめです。
すでに自分の部屋にベットがある人は、寝室と勉強場所を分けることは難しいでしょう。そのため、勉強場所とベットをパテーションで区切るのも1つの方法です。
方法③志望校の写真や本を並べる
勉強のやる気をアップするために、志望校の写真や志望校に関する本を、視界に入る場所においておきましょう。視界に入る場所に置いておくことで、モチベーションの維持のもつながります。また、何度も目にすることで無意識のうちに、目標を立ててくれるため、さらにモチベーションが上がることも。
方法④部屋の温度を少し低めに設定する
部屋の温度が高いと、頭がぼーっとして眠くなることも。部屋の温度を、少し低めに設定することで、快適な空間で勉強できます。部屋を冷やしすぎると、体調を崩してしまうこともあるので、注意してください。
方法⑤机周りや椅子の座り心地にも気を配る
勉強のやる気をアップさせるためには、机や椅子選びも大切なポイント。ふかふかした椅子は座り心地もよく、休憩には最適です。しかし、座り心地の良い椅子で勉強した場合、脳が休みモードに入ってしまうことも。勉強する環境に置く椅子は、座り心地の悪いほうがおすすめ。
勉強中もこまめに椅子から立って、歩き回ることで、リフレッシュにもなります。また、机の周りに必要ない物は置かず、シンプルを心掛けましょう。特に、いろいろな科目を机の上に置いて勉強しがち。他の科目の本が視界に入ると、無意識に次の科目のことを考えてしまいます。
机の上に置いておく本は、現在必要なもののみにしてください。他の科目は、布で隠しておいたり、視界に入らない場所に置いておきましょう。
方法⑥玄関や廊下に標語などを貼る
同じ自宅でも、場所を使い分けて、勉強のやる気をアップさせましょう。玄関には、モチベーションアップにつながる、標語や目標を貼ります。毎日、目標や標語を目にすることで、勉強の意欲も高まり、塾や学校でも進んで学習できます。
また、廊下には覚えにくい公式や、苦手な科目をまとめた表を貼ることをおすすめします。1度に情報量の多いものを、覚えようとすると苦手意識が生まれてしまうことも。廊下に公式などを貼っておき、通るたびに眺めると、自然と覚えられます。
自分でまとめたものの方が、より覚えやすい傾向があります。重要なポイントなどを復習しながら、オリジナルのまとめを作ってください。廊下や玄関も、進んで学習できる環境に変えていきましょう。
勉強に適した環境作りの方法【対人関係】
方法①家族との食い違いを解消する
意外と多い問題が、家族と志望校が食い違うこと。志望校を決めたら、なるべく早めに家族に伝えておきましょう。その際、なぜその志望校を選んだのか、志望する学部で何を学びたいかを的確に伝えられるとベター。
話し合いには、家族との食事の時間がおすすめ。お互いにリラックスして話せる環境で、志望校について、しっかり話し合いましょう。
方法②友達と気持ちを一つにする
合格に向けて、友達と気持ちを1つにすることも大切。とくに、友達との勉強していない自慢は危険です。友達が勉強していないから、自分もしなくていいという考えに陥りがち。勉強していない自慢や、やる気をなくす発言は、足を引っ張りあうだけで、友達に不信感を抱くこともあります。
勉強に適した環境を作るためにも、友達と合格に向けて、気持ちを1つにしてください。友達が頑張っているから、自分も頑張らなければ、と切磋琢磨できる関係が理想です。
方法③先生から話を聞く
いろいろな視点から話を聞くことも、やる気をアップにつながります。なんでも話せるような先生を見つけておきましょう。自習しやすい環境の作り方だけでなく、将来の職業や人間関係など、気軽に相談できるため、おすすめです。
方法④恋人とのルールを決めておく
恋人がいる人は、恋人とルールを決めておきましょう。恋人と会いたいからといって、勉強を疎かにしてはいけません。合格に向けて、お互いの意識を高められるような関係が理想。
連絡をとる頻度や、会う頻度など、あらかじめ決めておいてください。連絡をとることや会うことを楽しみに、勉強のやる気やモチベーションをアップできます。
勉強に適した環境を作って集中力とやる気を高めよう!
勉強に適した環境の作り方や、快適な環境に欠かせない条件について、紹介しました。快適に勉強する環境を作るためには、部屋のインテリアだけでなく、対人関係も重要です。
現在の勉強場所を見直すことで、効率よく、集中できる場所に変わるでしょう。本記事を参考に、勉強に適した環境を作って、集中力とやる気を高めてください。