勉強に集中できない原因や対処法などを紹介!
試験勉強や資格の勉強などで集中したいのに、なかなかできずに勉強がはかどらないという人も多いでしょう。本記事では、勉強に集中できない原因や対処法についてまとめています。
勉強に意識を集中するには、どのようにしたらいいのでしょうか?どうしても勉強に集中できない場合に有効な対処法や、勉強がはかどる集中の仕方などを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
勉強に集中できない主な原因
勉強に集中できない時は、その理由があります。まずは、原因を見直すことによって、集中力を高める方法を見つけることができるのです。勉強に集中するにはどうしたらいいのか、まずは集中できない原因から見ていきましょう。
原因①勉強が苦手
勉強に集中できない原因の一つに、勉強が苦手という理由が挙げられます。特に苦手分野に関する勉強の場合は、集中力が散漫になり、いまいち身が入らない人も多いことでしょう。
また、日常的に勉強をする習慣が無い人も同様です。勉強と言えば苦手で、やりたくないという意識になる人は、いざ勉強しようしてもなかなか集中できません。対処法としては、日頃から勉強する習慣をつけ、苦手意識を克服するといいでしょう。
原因②生活習慣の乱れ
寝不足など、生活習慣が乱れてしまうと、勉強をする際に集中力が乱れてしまい、なかなかうまくいきません。特に睡眠不足の場合は、意識がぼんやりとしてしまい、勉強に集中できない時が多くなります。
大事な試験やテストの前に、勉強に集中するには、まず生活習慣をしっかり整えることがポイントになります。
原因③体調不良
体調不良の場合も、なかなか勉強に集中できないものです。特に、風邪やインフルエンザなど、身体が大変な時は、勉強よりも休息を重視しましょう。
体調不良の際は、勉強をしようとしても、はかどるどころかますます悪化させてしまいます。そうならないためにも、日頃から体調を崩さないように健康管理をしておくことが大切です。
勉強の集中力を高める方法【運動・音楽】
勉強をするのに重要になるのが集中力です。ここでは、勉強への集中力を高める方法を紹介します。集中するにはどのようなことを心がければいいのでしょうか?
散歩する
集中力を高めるために、時には外に出て散歩をすることをおすすめします。外気に触れたり、外の景色を見たりすることで、勉強以外の刺激になります。散歩することにより気分もリフレッシュし、その後の勉強も集中力が高まり、はかどることでしょう。
また、人間は太陽の光を浴びることで、セロトニンという物質を分泌します。セロトニンは自律神経を整える働きがあり、ストレスや緊張を和らげるとも言われています。ストレスが溜まっていると、どうしても勉強に集中できないものです。
そのため、適度に体を動かせる散歩を勉強の休憩時間に取り入れることによって、気持ちが落ち着き、集中力が高まるでしょう。なかなか集中できない時は、気分転換の散歩をおすすめします。
短時間の仮眠をとる
勉強をしようと思っても眠気に負けそうになる、または寝不足でなかなか集中できない時は、短時間の睡眠をとることをおすすめします。起きてから勉強に集中するには、仮眠時間は15~30分くらいが望ましいでしょう。
それ以上の時間眠ってしまうと、深い睡眠になってしまい、ますます朦朧として、勉強に集中できない可能性があります。対策としては、仮眠をとる直前にカフェインを摂取して、目覚ましタイマーなどをセットしてきます。
これにより、短い時間でもすっきりと起きられる、質の良い仮眠がとれるでしょう。また、試験やテストの前などは、勉強に時間を割いてしまい、睡眠をおろそかにしがちですが、あまりメリットはありません。
人間の脳は、インプットした情報を睡眠時間を利用して整理します。そのため、勉強をするときにいくら徹夜して内容を暗記しても、睡眠をおろそかにすると身に付きません。勉強に集中するには、きちんと睡眠時間を確保すると、より効率が上がります。
リラックスできる音楽を流す
勉強をする際に音楽を流すことも、集中力を高めるのに有効です。リラックスする音楽は人によって異なるかもしれませんが、一般的には水の音や、森の中の音といった自然の音を流すと勉強がはかどるのだそう。
こうした音楽はYoutubeなどに数多くアップロードされているので、勉強の際に活用してみるといいでしょう。また、人は一般的に無音の状態よりも、50デシベル前後の音があった方が、集中力が高まるということが明らかになっています。
そのため、外で勉強する際には、BGMが控えめなカフェなど、適度な雑音がある場所がおすすめです。
ポモドーロ・テクニックを活用する
ポモドーロ・テクニックは、イタリアの起業家フランチェスコ・シリロが発明した集中力を高める方法です。25分集中して勉強や仕事をしたのち、5分休憩をはさみ、それを2時間行ったら30分の休憩をはさむというもの。
キッチンタイマーを使って時間を計測し、25分間勉強や仕事に取り組むことによって、より高い集中力が発揮されるのだそう。ちなみに、ポモドーロとはイタリアでトマトのことを指します。
その由来は発案者のフランチェスコ・シリロがポモドーロ・テクニックをする際に使っていたキッチンタイマーがトマトの形をしていたから。このポモドーロ・テクニックを活用したBGMは、Youtubeに数多くアップされていますので、ぜひ活用してみましょう。
筋トレやストレッチをする
勉強の合間に適度に体を動かすことも、集中力を高めるのに有効です。どうしても集中できない時は、休憩時間に軽い筋トレやストレッチをすると、全身の血行が良くなり、勉強がはかどるようになるでしょう。
しかし、筋肉などに過度に負荷をかけるハードな筋トレや、汗をかくほどのストレッチは、かえって逆効果になります。疲労が溜まってしまうと、勉強に集中できないので、適度に気をつけながらリフレッシュできる運動をするのがポイントです。
勉強を始める前に好きな音楽を聴く
スポーツ選手が試合前に音楽を聴くように、勉強を始める前に好きな音楽を聴いてテンションを高めるのも有効です。好きな音楽は人によりますが、アップテンポの音楽やヘビーメタルなどの音楽を聴くと、脳が活性化して、その後の勉強がはかどるのだそう。
これから勉強を始める時や、テストや試験の前などには、自身のテンションを鼓舞する音楽を聴いて、集中力を高めましょう。
勉強の集中力を高める方法【その他】
勉強に集中するには、他にどのような対処法があるのでしょうか?ここでは、運動や音楽以外の集中力を高める方法を紹介します。すぐに実践できる対処法ばかりなので、ぜひ試してみてください。
スマホなどを周辺に置かない
まず、勉強机にスマホなどの気が散るものを置かないようにしましょう。スマホなどは着信や通知があると、どうしても気になってしまうものです。スマホを少しだけ確認するつもりが、見始めると時間があっという間に経ってしまったということも。
そのため、勉強をする際には、スマホなどは周辺に置かず、通知音などもオフにしておくことをおすすめします。また、パソコンやタブレット端末を使った学習も要注意です。勉強している間は、関連するアプリやサイト以外は触らず、勉強に集中しましょう。
軽く食事をする
人間は、あまり空腹の状態でも勉強に集中することができません。そのため、勉強を始める前には、軽めの食事をしておくと良いでしょう。また、反対に満腹状態も注意力が散漫になり、眠気を引き起こすため、勉強には向いていません。
勉強に集中するには、腹八分目くらいの状態がいいでしょう。また、休憩時におやつを食べると、気分転換になり、その後の勉強がよりはかどるようになるでしょう。ただし、食べ過ぎは逆効果どころか、栄養の過剰摂取になるので気を付けてください。
規則正しい生活を送る
規則正しい生活を送ることも、勉強への集中力を高めるのに重要な要素です。特に睡眠は、集中するために必要となるため、十分な睡眠時間を確保できる生活リズムを心がけましょう。また、食生活も集中力アップは重要です。
人は、リラックスや集中する際に、セロトニンという神経伝達物質が必要になります。セロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸から生合成されるため、これらを含む食品をバランスよく食べることが重要です。
トリプトファンは、豆腐、味噌、醤油などの大豆製品をはじめ、ヨーグルトやチーズなどの乳製品や肉、魚などにも含まれています。また、セロトニンは日光を浴びることで体内で分泌されるため、朝早起きして日光を浴びるのもおすすめです。
よく、勉強のために昼夜逆転の生活を送る人がいますが、体内時計が乱れて物事に集中できず、かえって逆効果になってしまう場合も。そのため、集中力を高めるためには、規則正しい生活と共に、バランスの取れた食生活を送るといいでしょう。
勉強用の服装に着替える
勉強をする際には、多少面倒でも勉強用の服装に着替えると、勉強がはかどるという声があります。というのも、家のリラックスしすぎた格好では、気分的にもなかなか勉強に身が入らないという人も多いようです。
勉強をする際には、気持ちを切り替えられるような服装で臨み、気持ちが切り替えてみましょう。その際に着替える服装は、部屋着よりもややきちんとした服を選ぶと気持ちが引き締まっておすすめです。
シャツやジャケットなど、自分のなかでスイッチが入る服があるといいでしょう。家の中で勉強するのに飽きてしまい、どうしても集中できない時に、ぜひ試してみてください。
勉強のプランを立てる
集中できない時などに有効なのが、あらかじめ勉強の計画を立てておくことです。勉強の時間をあらかじめ確保しておくことで、ゴールが明確になり、その時間のみ集中しようと気持ちが切り替わります。
また、上手に活用するコツは、スケジュールにある程度のゆとりをもって計画をすることです。物事はすべて計画通りに進むわけではありません。
イレギュラーなことが起きても、臨機応変に対応できるよう、柔軟性を併せ持つとストレスを溜めずに、勉強に集中できるでしょう。
勉強に集中できない時の対処法
どうしても勉強に集中できない時は一体どのようにしたらいいのでしょうか?ここでは、勉強に集中できない時の対処法を紹介します。
対処法①勉強場所を変える
勉強にどうしても集中できない時は、思い切って環境を変えてみましょう。自室などは、どうしても勉強を邪魔する誘惑が多く、なかなか集中できないものです。
そんな時は、いっそのこと場所を変えて、勉強だけに集中できる環境に身を置くと、より集中して勉強がはかどるでしょう。場所は人によって向き不向きがありますが、学校や塾の自習室や、図書館などがおすすめです。
また、カフェやファミレス、カラオケボックスなども勉強する場所として多くの人が活用しています。また、少々費用が掛かりますが、レンタルスペースやシェアオフィスを活用するのもいいでしょう。
対処法②勉強する教科を変える
勉強にどうしても集中できない時は、休憩するつもりで他の分野の勉強にスイッチするのがおすすめです。全く異なる科目を勉強することによって、頭が切り替わり、ちょうどいいリフレッシュになります。
勉強する方も、リフレッシュになりばかりではなく、別の教科の勉強ができるので、一石二鳥。この方法は勉強だけでなく、仕事などにも役立ちますので、ぜひ集中できない時は試してみましょう。
対処法③休憩や仮眠をとる
集中できない時の対処法としておすすめなのが、しっかりと休憩または仮眠を取ることです。休憩や睡眠がしっかりとれていないと、そのことがストレスになり、余計に勉強に身が入りません。
そうなると勉強がはかどるどころか、集中することができない悪循環になってしまいます。そのため、しっかりと勉強に集中するには、休憩や仮眠をとって、気持ちを切り替えて勉強に臨みましょう。
勉強に集中できない時は適度な気分転換が大切!
勉強に集中できない時の原因は、人によってさまざまです。この記事では、いくつかの対処法を紹介しました。勉強に集中するには、場所を変えたり、適宜休憩や仮眠をとるなど、実にさまざまな方法があります。
集中力の高め方は人それぞれですので、ここで紹介したいろいろな方法を試して、その時の自分に合った対処法を実践してみてください。