仕事に行きたくない原因とは何か?
忙しい毎日を過ごしていると「仕事に行きたくない」と考えることがあるでしょう。そういった仕事に行きたくないと感じる原因や対処法について解説します。
仕事に行きたくない状態で無理をして働くことは、うつ病などにもつながるため注意が必要です。しっかりと原因を解明し、適切な対処法を取ってください。前向きに仕事に取り組めるように問題を解決しましょう!
仕事に行きたくない主な原因
職場で人間関係のトラブルを抱えている
人間関係は生きていく上で重要な要素です。大人はもちろん子どもにとっても毎日を楽しく生きる糧につながる要素といえるでしょう。それだけに、仕事場の人間関係もうまくいっているかどうかは重大な問題です。
一緒に働く同僚や上司、取引先など人間関係に悩みを抱えている人は多くいます。仕事の内容に不満はないけど、人間関係がうまくいっていないことに悩んで、仕事に行きたくないと考えている人が多いのです。
職場の人間関係のトラブルからうつ病になるパターンも多く、休職や離職に至るケースもあります。一度怖い、苦手と感じると改善することは難しく、解決しにくい問題です。
仕事が忙しすぎる
毎日、朝から晩まで仕事が忙しすぎることで悩む人が多いです。あきらかにポテンシャルを超えた量の仕事を押し付けられており、一向に仕事が減る様子がなければ行きたくないと考えてしまうでしょう。
特に連休がもらえないような職場では「土日の連続の休みが欲しい」と感じて仕事に行きたくない気持ちがより強くなります。自分が休むことで迷惑がかかると考える人も多く、辛い状態から病気に発展する可能性に注意してください。
抱えている案件をやりたくない
大きなプロジェクトの責任者になったり、苦手な取引先との交渉を任された、という理由から仕事に行きたくないと考えている人が多いです。
普段の仕事は問題ないけど、特定の状況で休みたいと考えているパターンになります。一癖ある取引先と会うのが嫌だと感じ、仕事が行きたくないわけです。また、あまりにも責任が重い仕事のせいで行きたくないことも原因になっています。
起きるのが辛い
朝起きるのが苦手な人も仕事に行きたくないと感じています。もともと低血圧で朝起きるのが辛い人も多いです。また、仕事が忙しく、毎日の疲れが取れていない状態も行きたくないと考える原因になります。
ストレスや過労が原因の場合もありますが、オンラインゲームなどをやりすぎて起きるのが辛い、という場合もあります。寒い冬の朝に布団から起きるのが辛いため行きたくないことも原因のようです。
休み明けでモチベーションが上がらない
仕事に行きたくないのは、土日や長期休暇明けが原因かもしれません。毎日の勤務から解放されたものの、今度は仕事モードに戻れないパターンです。
「このままずっと休みが続けばいいのに」という気持ちから職場に行きたくない状態になります。特にゴールデンウィーク後の祝日の無い6月は憂鬱な気分になる人が多いです。
体調不良や持病の問題
身体の問題は職場に行きたくない気持ちに大きく関係します。軽い体調不良のような症状もあれば、工事現場や介護職などの重労働で腰痛を抱えて深刻化していることもあります。
風邪のようにはっきりとした症状であれば説明しやすいですが、頭痛や腰痛のように他人に理解してもらえないような体調不良や持病を抱えていると「もう仕事に行きたくない」と悩む状態になり、うつ病を患うこともあるのです。
自分の時間が取れない
労働時間が長すぎる状態続くと、自分の時間が取れないことから職場に行きたくない状態になります。仕事とプライベートのオンオフを切り替えられる余裕もなく、ひたすら長時間の労働を続けることはうつ病などの病気につながるのです。
仕事にやりがいを感じられない
いつの頃からか、仕事にやりがいを感じなくなり会社に行きたくない、と考える人がいます。「何のために働いているのかわからない」という疑問が会社に行きたくない気持ちを強くさせるのです。
誰かに認められたい気持ちを抱えながら、達成感や満足感がなく虚しさを感じてしまっています。「いつまでこんな状況が続くんだろう」という悩みから会社に行きたくないと考えており、職場とのミスマッチ状態を解消することが必要です。
通勤時間が長すぎる
自宅から職場までが遠く、通勤時間が長すぎることが仕事に行きたくない原因になることもあります。通勤時間はどうやっても短縮するのが難しい問題で、満員電車などは精神的な苦痛を伴う問題です。
朝起きて満員電車で会社に行き、帰りも長時間窮屈な電車に揺られて帰宅することはストレスになります。家庭事情や家賃などから引っ越しが難しいことから、仕事を辞めることを考えてしまうことでしょう。
仕事で大きなミスをした
自分の不注意から仕事で大きなミスを犯し、そのことから仕事に行きたくないこともあります。自分が原因で周囲に迷惑をかけ、肩身が狭い状態では毎日辛い気持ちを抱えながら働かねばなりません。
時間が解決してくれることもありますが、過去のミスを掘り返されることもあり、うつになったり、トラウマを抱えたりすることもあります。
仕事に行きたくない時の対処法
頑張った自分にご褒美をあげる
仕事に行きたくない時に、どのような対処法で乗り越えているのでしょうか?対処法の一つとして自分にご褒美をあげるのがおすすめです。仕事を頑張る上でメリットを感じながら働くことが重要になります。
美味しいものを食べたりライブを見に行ったり、というご褒美を用意することで仕事に行きたくない気持ちを乗り越えましょう。時間が取れない場合でも、帰り道のコンビニで少し贅沢なスイーツを購入するだけでもリフレッシュにつながります。
大きな仕事を任されている場合は、そのスケジュールが完了したときに大きな買い物をした旅行に行くのもおすすめです。毎日の小さなご褒美から大きな仕事を終えたときの贅沢なものまで、様々な形で自分のモチベーションを保ちましょう。
朝食を毎日しっかりと食べる
身体のリズムを作るために、毎日の朝食が重要です。栄養を摂ることで脳を活性化させ、気持ちを前向きにさせましょう。頭がぼーっとしたままでは仕事もだらだらと時間がかかり、メリハリもつきにくくなります。
自宅で朝食を食べるだけでなく、職場近くの喫茶店で軽く軽食を食べる方法もおすすめです。普段とは違うところで朝食を食べることでリフレッシュにつながるでしょう。
思い切って休む
人間は仕事のためだけに生きているわけではありません。本当の限界まで働き続けて身体を壊してからでは遅いです。辛いときは思い切って休むことを決断してください。
新人であっても休みをとることは甘えではありません。疲労が積み重なると仕事にミスが起き、事故の原因になることがあるのです。自分の身体のことは自分が一番理解しているだけに、限界を迎える前に休むことをおすすめします。
信頼できる人物に話を聞いてもらう
自分の辛い気持ちや抱えてるものを誰かに聞いてもらうことも、おすすめの対処法です。言葉にして吐き出すことで気持ちを整理し、リフレッシュできるからです。
居酒屋で親友たちとお酒を飲みながら愚痴大会をするのもよいでしょう。嫌な気持ちを吐き出すことで辛い気持ちを乗り越えられることがあります。また、両親など自分のことを理解してくれている人に、正直な気持ちを聞いてもらうこともおすすめです。
仕事を転職する
仕事を転職することも一つの選択肢です。自分が限界であることを両親や親友に相談して、「限界だから仕事を辞めたい」と伝えてみましょう。
本当の限界まで追い込まれてしまうと退職することを決断するパワーが残っていない状態になります。ぎりぎりになる前に相談し、余力を持った状態で辞めることを検討してください。実際に仕事をしてみてからしか分からない問題はあるだけに、退職することは決して恥ずかしいことではありません。
空白期間は就職に影響が生まれますが、一時的に休むことも大切です。休むことをせずに次の仕事を始めると、うつ状態が改善されないままになるかもしれません。しっかりと休むことでうつ状態を改善し、ミスマッチの起きない転職活動を行いましょう。
とりあえず動き出す
朝起きて布団で悩むのではなく、思い切って準備をすることで勢いをつけることも大切です。くよくよ悩むのではなく、気合を入れ直して行動することが合う人もいるでしょう。
自分が抱えている仕事に対する悩みや不安の程度によっては、こういった対処法も選択肢です。ただし、無理をして仕事に行くのではなく、時には休むことも検討してください。
お金のために割り切って働く
自分の仕事に対して報酬が高ければ、お金のために割り切って働くのもよいでしょう。転職を考えている場合、目標金額までとにかく我慢して働くことも方法です。こういった場合は期限や目標金額をしっかりと設定してモチベーションを保つことが求められます。
生活習慣を変える
寝不足などが原因で仕事に行きたくない人は、生活習慣を変えてみましょう。メリハリをつけた生活にすることで、朝すっきりと起きられるかもしれません。寝るまでの時間をだらだら過ごすのではなく、朝少し早めに起きて、ゆっくりとした時間を過ごすことをおすすめします。
運動をする
運動を行って気持ちをリフレッシュしましょう。身体を動かすことでセロトニンが分泌し、ポジティブで充実した気持ちを維持できるようになります。
朝軽くストレッチやウォーキングをしたり、休日にフィットネスクラブで身体を動かすのがおすすめです。スポーツセンターのプールで泳ぐような運動は、健康面はもちろん、精神的な部分を癒やしてくれます。身体を動かすことが趣味になり、そこから新しいコミュニティができるのもポイントです。
運動を通して新しい友人ができ、仕事とは関係のない人間関係が生まれます。自分の趣味を通した友人たちと遊ぶのはリフレッシュに最適で、うつ状態の改善につながります。運動を通して職場に行きたくない気持ちを乗り越えましょう。
待遇改善を交渉する
お金のために割り切って働くに近い形ですが、自分の待遇改善を交渉することで、会社に行きたくない気持ちを改善しましょう。残業や休み、給料など職場と話し合いを行い、不満を解消することが重要です。
仕事場の環境面で行きたくない気持ちを抱えている状態が継続するのは、心身ともに危険を伴います。交渉がうまく行かない場合は転職を検討することも必要です。
仕事に行きたくない時にやってはいけないNG行動
ひたすら我慢を続ける
会社に行きたくない気持ちをずっと我慢し続けることはおすすめできません。長期間に渡って我慢を続けることは、正常な判断ができなくなる原因です。
どのような理由で行きたくないのかを考え、それが一時的なものか検討しましょう。たとえば大きなプロジェクトを任されている間なら、期間が終了すれば改善されるかもしれません。
しかし、人間関係の問題から会社に行きたくない、と考えている場合は改善が難しいです。同僚や上司との関係が簡単に改善されず、配置換えなども行われない場合はストレスが積み重なっていきます。
この状態をひたすら我慢を続けると、次第にうつ状態に陥ることも考えられるでしょう。新人の場合は特に我慢をしがちですが、退職は決して甘えではないので転職も検討してください。
無断欠勤をする
会社に行きたくないとはいえ、無断欠勤は避けましょう。社会人としての信用を失い、余計に職場に行きにくい雰囲気が生まれます。自分が限界を感じている場合は親族の助けを借りることも選択肢です。
また、辞めることを言い出しにくい場合は退職代行サービスなども利用しましょう。無断欠勤は会社から損害賠償を請求される可能性もあるので、最低限休むことは伝えるか、病院の診断書を用意することをおすすめします。
思いつきで退職する
嫌な気持ちから投げやりになり「もう行きたくない!」と思いつきで退職することは危険です。次の仕事が決まっていない状態で退職すると、貯蓄を含め様々な問題が発生します。長期間の就職活動が空白期間と判断されることも問題です。
もちろん、体調不良から退職を急遽決断することもあります。そういった理由以外では、改めて会社に行きたくない理由を確認し、問題が解決できるか考えましょう。
仕事に行きたくない原因や対処法を覚えておこう!
仕事に行きたくない原因や対処法についてまとめました。一時的な原因の場合もありますが、改善することが難しい場合もあります。自分にご褒美をあげたり、友人たちと気晴らしをすることで改善ができない場合、転職することも必要です。
体力面や精神面で限界を迎えることは、うつ病などの病気につながります。人間関係や極端な労働環境などで悩んでいる場合は、無理をせず休むことを決断してください。自分の状態を落ち着いて判断し、適切な対処法で問題を解決しましょう。